あ、良いこと思いついた。

あ、良いこと思いついた。



俺自身加護めちゃめちゃついてんだから俺が勇者くんになれば良いんじゃないかぁ?



そうと決まればじいちゃんに報告しに行こう。




〜統治者の間〜



「なぁじいちゃん。俺が勇者になって世界を救っても良いか?」




「突然何があったのかと思えば、お前は…はぁ」



「で、良いのか?だめなのか?」




「結論から言うとだめではない。だがお前はわしの孫だ。」




「は?んなこたぁ知ってるよ。」




「わしにも面子っていうものがあってだな。」



(嫌な予感がする)



「お前が勇者になっても良いが条件がある。お前は死なないよな?」




「もちろん。加護があるしな。」




「そこでだ。不死の加護以外の加護をすべて消去した上で行くなら許可しよう?」




「は?は?はぁぁぁぁ?」




「お前、どうせ死なんのだから。」




「いや、そういう問題か?」




「あぁ、そういう問題だ。で、どーする?」



(これ以外に手段無いしな)




「分かった。やってやろーじゃん」



「後はわしに任せとけ。ちょいといじっておく。」




「あぁ、ありがとな。じいちゃん。」




「じゃあ行ってくる。」



「言っておくが加護は無いからな。本気でやってこい。」




「おう。」




そうして俺の地獄の勇者生活が幕を上げた。

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