光魔法の伝説(7)



 ある程度は、確かに考えていたんだけどな。


 アンネさんの話を聞くまでは、そこまでひどいことにはならないだろうと、どこかでぼんやりと思ってたワケだ。まさにぼんやりだな。


 だって、そこまで太陽神系魔法スキルの使い手が少ないなんて、思ってもなかったからな。


 世界に二人だけ。


 なんかちょっとエロワードっぽく言ってみたけど。


 アンネさんが知ってる範囲とはいえ、世界にたった二人だけ。


 ……今は、レオンとおれが加わって四人に増えたけどな。


 それでも四人。

 たったの四人だ。


 ……希少価値があり過ぎる!


 確かに、他の四つの攻撃魔法とは貫通型とか、扇形状の範囲とか、熟練度が5まであるとか、いろいろと違いがあるし、神話によると太陽神ソルと月の女神レラは六大神の中でも別格とされている。


 だからって世界に四人しか使い手がいないって何?

 しかも、はっきりと知られた使い手はたった一人だけ。


 ひょっとすると、隠れた使い手がどっかにいるかもしんねぇけどさ。隠れてる限り、似たような危険から身を守ってるってことだよな?


 だからといって、太陽神系魔法スキルを生やしたことに後悔はない。と思うけどな。思うけども。


 だってさ~、あん時、たったひとつの選択肢だったはずだろ? ステ値がオール3だぞ? なんか中学校の通知表できわめて平均的な成績みたいに聞こえるけどな? 平均どころか底辺も底辺、ほぼ最底辺の数値だからな?


 その数値で、最下級モンスターじゃなくて、ワンランク上のフォレボを狩らなきゃダメだったんだから、即死効果に頼るしかねぇだろ?


 あの時点に戻って、太陽神系魔法スキルを身につけないようにやっていく? 絶対に無理だと言い切ってもいいな。うん。言い切れるよな。


 だったら。

 おれも、姉ちゃんも。

 まとめて、なんとかするしかねぇよな。


 考えるだけでも頭痛くなりそーな問題だけど、やるしかねぇなら、やるだけだからな。


 ……まあ、姉ちゃんの回復魔法の方は、光魔法ほどは珍しくなくて、神殿関係にはかなり使えるジョブの人がいるし、神殿とは関係なく使える人もいるらしい。


 面倒なのはどっちかっつーと、神殿がやたらと干渉してくることの方らしい。だから神殿関係に回復魔法が使える人も多くなるんだろうしな。面倒くさいから、干渉されるの。


 ま、今、おれが考えなきゃならねぇのは、ここ、はじまりの村の村長さんとの交渉だ。


 アンネさんのアドバイスで、ここの村長さんとうまく交渉して取引を成立させて、せめてこの村だけでも箝口令を。


 もうネタはあると思うけど……。


 それにしても。


 魔族や魔王と戦う前に、人間と戦う必要があるとは、残念な話だよな。戦いの種類はちょっと脳筋じゃ難しい方のヤツみたいだけど。






 朝起きて朝食を食べると狩りに行くという生活は特に変化なし。


 残酷だけど、ひたすら毎日サルを焼却してる。


 おれはともかく、姉ちゃんには経験値が入るし、ホネは必要だからな。ストレージに入りきらなくなるなら、宿屋の部屋を物置にすればいい。イエモンのホネをほしがる人はたぶんいない。まあ、あのおかみさんならやすやすと盗みを許すようなことはないと思うけどな。


 そんで、そろそろ姉ちゃんの槍の熟練度も少しはマシになったかな、というところで。


 村長からの呼び出しがあったとおかみさんが教えてくれた。


 まあ、実はアンネさんとおかみさんと、道具屋のおっさんにうまく動いてもらって、呼び出してもらえるように仕組んだんだけどな。


 交渉したいからって、こっちからひょいひょいお願いに出向いてたんじゃ、有利な話には絶対にならねぇからな? 準備は大事だよな?


 理想は、あっちからの頼みごとを引き受けて、その代わり、こっちの頼みごとを引き受けさせる。


 ギブアンドテイクだな。


 一方的にお願いするというのは避けたいし、たかが箝口令くらいなら、そんなもんなくても、この村からとっとと出て行きゃしまいだし。


 もう少し、ここで滞在したいから、できれば箝口令はほしいんだけどな。

 ま、どうせ領都の領主さまにまで秘密にはできないとは思うけど。

 しょせん、村長なんて、ある意味ではただの中間管理職でしかない。


 限界はある。


 やってることが正しいかどうかも、おれにだって結論は出せない。でも、何をするかの判断はできないと困るし、しなければならない。


 どうせ噂は広がる。でもそれをできるだけ遅らせて、広まった頃にはバイバイしてる。


 そういう作戦で行きたい。

 まずは、村長を攻略しないとな。






「すまないな、突然、呼び出したりして」


 出だしは、けっこー村長さんが下手に出てる感じで始まった。人払いは済んでいる。執務室にはおれと村長さんだけだ。


 それにしても不思議なモンだ。


 最初に会った時は、なんか、もっと上からって感じだったけどな?

 どういう心境の変化?


「ご用件は?」

「単刀直入に言おう。回復薬を売ってほしい」

「……」


 返事はしない。

 内容は予想通り……というか、仕込み通りだ。


「頼む」

「頼まれても、困ります」

「持っているんだろう?」

「さあ?」


 おれはここではぐらかす。持っているとも、持っていないとも、言わずに。


 回復薬自体は売るつもりだ。その分利益もとるし。

 だけど、ちょっとだけ別のポイントを突いておかなければならない。


「……少なくとも、二、三十本はあるはずだ」

「……どこで、そんな話に?」


 ちょっともったいぶった感じで。

 まっすぐに村長さんと目を合わせる。

 しばらく見てると、村長さんが息を吐いて軽く首を振った。


「……道具屋からの情報だ。村を守るためには、いろいろな話を仕入れる必要がある」


「……情報が漏れやすい、というのは、おれたちにとっては困るんですよ」と。おれはこの一言を先に出しておきたかっただけだけどな。


「別に道具屋に口止めした訳ではないだろう?」


 ……口止めどころか、伝えるようにそそのかしたからな。


「……売り先がなく、買取は難しいと言われましたよ? 何のために買い取る気ですか?」

「村の防衛のためだ」


 村長さんはこれまで以上に真剣な表情になった。「アンネさんから、麓の村も、小川の村も、魔物の大発生や大暴走で滅びたのとは少し違うと聞いたのでな」


「何が、違うんです?」

「角付きが出た、と聞いた。アインくんは直接見たのでは?」

「……見ましたね」


 角付き。それは、魔族のことだ。鬼タイプの。見たよ。見たけどな。いろいろと。見ただけじゃなくてそのうち二人とは戦ったし、また別の一人についてはちょっといろいろな妄想までしちまったこともあるよ。うん。


「そいつは、しゃべったんだろう?」

「……そうですね」

「そのことから考えると、麓の村や小川の村は偶然滅びたのではなく、狙われて、そして滅ぼされたのではないかという予測ができる」


 村長は一度口を閉じて、少しだけ間をおいた。「魔族によって」


 実は、あの日、アンネさんとは光魔法の話だけでなく、小川の村が襲われた話もした。レオンに聞かされた話、特に魔族の……角付きの話が本当かどうかを。


 光魔法の話はどちらかというと、個人的なことだった。しかし、魔族の話は個人的な話では済まない重要な情報だ。


 この情報で、『はじまりの村』がどう変わるのかはわからない。

 そもそも、レオンはなんでウチの村に引き取られたのか? ゲームやアニメの世界でもウチの村に引き取られてから『はじまりの村』へ来たのか?

 それとも、おれが……おれの存在が何かを歪めて、レオンを一度ウチの村へと引き留めてしまったのか?


 何の意図もなく、それは偶然でしかないからどうしようもなかったんだけどな。


 ひとつだけ、ある可能性には気づいた。

 レオンが、小川の村に引き取られなかった可能性について。


 おれが、おれでなければ、起きてないはずのある出来事が、レオンの移動に変化を与えたのではないかと考えられる可能性。


 もしもフォルテベアスによって父ちゃんが殺されていたら。おれが父ちゃんを助けるために飛び出してフォルテベアスを退治していなかったら。

 レオンの父ジオンの親友だった父ちゃんが死んでいたら、たぶん母ちゃんだけなら、レオンを引き取ることはなかったんじゃねぇかな、と。


 それが、おれの知ってるゲーム『レオン・ド・バラッドの伝説』のストーリーと、おれが今生きてるこの世界の流れとのちがいなんじゃねぇかな、と。


 ここで、魔族の情報が『はじまりの村』に伝わることも、ゲームやアニメとは少し違うのかもしれない。おれは、本来起こるべき流れを、あるべき歴史を、実は歪めてるのかもしれない。


 でも、もう止まれない。止まったら姉ちゃんを守れない。


 何がどのように影響するかなんて、考え抜いたとしても答えは出ない。手札をどう並べるかという戦闘での読みとは違うんだからな。


 なら、その情報も使って、ここでおれたちの利を取る。


「……覚悟は、あるんですか?」


 おれは、できてるかどうかよくわかんねぇけど、できるだけ眼光鋭く、村長さんを見つめる。村長さんの本気を問うように。


「この村を守るためにできる手は全て打っていく。それがこの村の責任者である村長の役割だ。キミが尊敬する小川の村の村長も、そうだったんだろう? 前回のキミとの話で私も学んだ。私も、そうありたいと強く思ったのだ」


 ……そういう言い方、考え方は嫌いじゃねぇーな。


 いや、もともと、最終的には売りつけるつもりだったけどさ。

 そんな感じで、なんつーか、男気? 漢気かな? 侠気とも言うかな? そういうの、見せられっと、やっぱね。


 あと、尊敬してる人が認められっと、嬉しーっていうかさ。


 ……あれ、おれ、チョロくね? 待て、落ち着け、おれ。冷静に、冷静にだ。


「……条件が満たされるなら、お譲りしてもかまいません」

「聞こうか」

「一つ目は、おれと姉ち・・・姉の、いろいろな噂を流さないように、村に箝口令を布いてほしいです」

「限界はあるが、できるとは思う」

「限界?」

「村長という立場である以上、領都からの徴税官やその他の官吏にまで、秘密にする訳にはいかない」


 この回答は、アンネさんの予想通り。だから、どうしようもない。


「どのみち、小川の村の村長さんが徴税官さんを通じて、おれのことは領主さまへと報告していました。おれに洗礼を受けさせるためです。村長さんは、おれの話をどう聞いていましたか?」

「子どもとは思えぬ、きわめて優秀な少年だと聞いていた。6歳にして村長の執務を手伝うような、と」

「神々の御業については?」

「……バルサの騒ぎで知ったが、それまでは聞いたこともなかった。ただ、小川の村がここ数年でとても豊かになったということと合わせて、本当に優秀な少年がいるのは間違いないのだろうとは考えていた」


 ……けっこー、腹ぁ割って話してくれんじゃん?


「小川の村の村長さんは、おれが神々の御業を使えることは知っていました。村では伏せられていましたけど、徴税官さんに報告していたかどうかはわかりません」

「……いや、おそらく報告していないだろう。報告していたら、キミが小川の村に残されているはずがない。すぐにでも領都へ呼び出され、どこかの下級貴族と養子縁組をさせるか、場合によってはさらにそこから領主さまが養子にした可能性が高い。貴族としての格が高い領主さまがいきなり平民を養子にはできんが、一度下級貴族の子にしてしまえば可能だろう。神々の御業を使える洗礼前の子ども、しかも戦闘ができるのならそうなる可能性は高い。一族に取り込むとは、そういうことだ」


「そこまで、するんですか……」

「小川の村しか知らないキミには馴染まない感覚かもしれん。だが、神々の御業を使えるということにはそれだけの価値がある」

「……だから、おれたちに養子の申し入れを?」

「この村のためになるという村長として当然の判断だ」


「……領主さまへの報告を、おれが滅びた小川の村から逃がされ、生き延びていたという情報で止めることは可能ですか?」

「不可能ではないが、ずっと隠し続けることはできんだろう」

「どのくらいの期間は隠せますか?」

「ここに来た官吏が自分自身で情報を集めて、こちらに確認したら伏せるのは難しい。箝口令を布いても情報はどこかで漏れるからな。だが、その時がくるまでは伏せておける。ただし、回復薬の取引の内容次第だ」


「そうきますか……」

「領主さまへの反逆ととられる可能性が0ではないのだ」

「なるほど。取引の内容とは?」

「価格と個数をこちらの要望にそってもらいたい」


「……個数はかまいません。ですが、価格はそうはいかないですね」

「それでは、情報を伏せられんぞ?」

「そもそも、情報を伏せても、いつかは漏れるんですよね? 時間稼ぎでしかない。伏せられないなら別の手段を取るだけです。例えば……」


 ちょっとだけもったいつける。


「例えば?」

「……例えば、冒険者として他領へ行く、とかです。小川の村が滅び、住むところがなくなった以上、別にこの辺境伯領にこだわる意味はありませんからね」

「……そうするのなら、この取引自体が必要ない、か。わかった。情報は可能な限り伏せると約束する。領主さまに対しても、最初はキミが言ったように報告しよう。では、他の条件も聞こうか。今のが一つ目なのだろう?」


「ふたつ目があるけど、ふたつしかありませんよ。ふたつ目の条件は価格について」

「いくらだ?」

「……価格については、おれが納得できる金額を、そっちで決めてください。それがふたつ目の条件です」


 ……ま、これはいやらしいやり方だと自覚してるけどな、さすがに。


 どんな価格を示されても、売りたくなければ納得できないと言うだけでいい。箝口令と情報操作は本当は時間稼ぎでほしいけど、ないならないでさっき言ったようにとっとと辺境伯領を出て行けばいいだけだ。レベ上げでもしながらな。


 道具屋のおっさんから販売価格1000マッセ、買取価格600マッセという話は、取引の前提になるから確認しているはず。


 ま、せいぜい800マッセというところか?


 600マッセのところを+200で売れるんなら、手打ちにはちょうどいいくらいだろう。


 村の防衛に必要だと思ってるんだから、そんくらいは出す。

 それだけあれば十分だ。


「……キミが納得できる金額、か。よかろう。1本5000マッセだ。それで30本、あるだけ全て売ってもらおう」

「なっ……」


 あまりの金額にびっくりし過ぎて絶句してしまったではないか。こんなことを言われて絶句しないことがあろうか。いや、ない。反語。って、えっ? 何? 5000? ×30で? じ……150000って、あれ? 並ライポ150本分? 何それ? どういうこと?


 村長が不敵な笑みを見せた。一本とってやったぞ、という顔だ。それで少し冷静になれた。動揺を完全に消せたワケではないけどな。


「ようやくキミを驚かすことができたようだ。商談は成立と考えていいだろうか?」


「通常価格の5倍ですが、本当にそれでいいんですか? 15万マッセなんて、この規模の村ではなかなか払えないと思いますよ?」と、大きなお世話だとは思うが、小川の村で計算ばっかやってきたおれが言うんだから間違いない。


「村の防衛に必要だ。だから出す。それだけのことだ。村の予算で足りない分は個人資産からでかまわん」


 ぐはあっっ! か、かっこいい! や、やられた!

 ちっ、この村長め! こんな、こんなリーダーっぽい部分を隠しもってやがるとは!


 さ、さすがは辺境開拓村の中でももっとも歴史ある村の村長だ。

 小川の村の村長さんも尊敬していたが、この村長も十分尊敬に値するじゃねぇか!


 くそう! ひょっとして王都とかにいる中央の貴族とかの方が腐ってて、こういう辺境とかの指導者は、たかが村長とかいってもなかなか侮れない連中なんじゃねぇのか? 中央のことなんか知らんけどな?


 ううう~、か、かっこええのう~、いつか真似してみてぇ……って、でも狩場の薬草採り尽すようなめちゃセコいおれにはたぶん絶対真似できねぇっっ! ちくせうっっ!


 これぞ漢気! くそう負けたぜ、村長さんよ……。


 おれは敗者。もはやルーザー。真っ白な灰になって、リングの角で椅子に座って明日のアイン……。


「……分かりました。『ボックスミッツ』」


 おれは3段ボックスを出して、交渉したテーブルの上に並ライポを並べていく。テーブルは大きくて余裕がある。30本並べても、スペースだらけだ。

 本当に商業神の御業まで使えるのか、という村長さんのつぶやきは平静を保ちつつスルーだ。この程度の情報は今さらだろうしな。


「確かに30本だ。金貨はすぐに用意させる」

「回復薬の確認はしなくてもいいんですか? ホンモノとは限りませんよ? 道具屋のおじさんを呼んでもかまいませんが?」

「いや、いい。今さらだ。そこを疑っても意味がなかろう」


 ……くうう、こんなところでも侠を見せつけてくるぜ!


「そうですか……」


 おれはそう言いながら、手を止めることなく、さらに3段ボックスから並ライポを取り出して、机の上に並べていく。


「ア、アインくん? いや、もう30本はあるが……」


 無視だ無視。

 そんな村長さんは無視だな。


 おれは村長さんをスルーして、広い机を満たすように、どんどんとライポを並べていく。

 そして、わかりやすく、10本1組で、15組の合計150本になったところで手を止めた。


「……いや、アインくん、キミ、この数の金額は、さすがに払えないのだが」

「30本はお支払いをお願いします。あとの120本はサービスです。いや、口止め料ってことにしましょうか。金額は15万マッセで。それは遠慮なくいただきます」

「き、キミは……」

「血には血を。剣には剣を。恩には恩を。漢気には漢気を……村長さん。どうか、おれたちの義弟、レオンを、守ってやってください」


 そう言っておれは立ち上がり、村長さんに向かって深々と頭を下げた。


「……ハ、ハハハ、ハハハハハっ! これが! これが辺境の神童アインの本質か! 参った、降参だ! キミとの約束は全力で守るとここに誓おう! たとえ領主さまから反逆だと言われたとしてもだ!」


 村長さんは感動したようにがばあっと立ち上がり、おれの手を握った。


 ……感動したとしたら、なんか申し訳ねぇんだけどな。


 だっておれ、1本1000マッセの適正価格でライポ売っただけだからな。

 どっちかっつーと、おれの方が感動したよ、村長さん。


 どうか……。


 ……レオンを、頼みます。





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