応援コメント

2.」への応援コメント

  • まるで自分自身が幽霊になった事があるようなリアルな設定に描写……
    一番のホラーは電車に乗ったその後、なのでしょうか?

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。
    この短編を書いた時に思っていたのは、「地縛霊になるって、どんな気持ちなのだろう?」という事だったと記憶しています。
    天国にも行けず、生きた人間としての社会生活も無く、特定の「場所」に縛られて、永遠に意識がその場所に居続けるのは、どんな気持ちだろうと。
    それは、考えようによっては、甘美な日々かもしれない。
    しかし、そんなものが本当に永遠に続くのだろうか? と。
    地縛霊にとって、縛られた場所の外とは何なのだろう? 天国なのか? 地獄なのか? それとも「現実」あるいは「別の現実」なのか?

    余談ですが、これを「自分は幽霊である」という妄想を持った、しかし実際には生きている男の物語としても読めると思います。
    ここに書かれたことは幽霊の仕業でも何でもなく、全ては、狂った男が実際に行った事である、という解釈も有りうると思います。
    あくまで色々な解釈の可能性の一つとしてですが。

    編集済