第8話彼は少年時代を思い出すⅤ

(やぁ、久しいな。大きくなったものだ)


と水色の龍は僕に向かって話しかける。

右手にはバグパイプが握られている水色の龍だ。


「あなたは?」


(俺様か?俺様は聖騎士龍“氷神龍ブリザードワンプス”って言うんだ。俺様の血液はお前の約半数を担っているんだ。まぁ、わからないだろうがな)


と、ブリザードワンプスは全くわからないことを言う。


(久しぶりの戦友との再会なんだ。少しだけ眠っててもらうぜ?)


「はぁ?何を?」


そう言った途端に俺の意識は凍りついた。

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