ひとつひとつが何気ないエピソードに見えて、その実、語り手の感性によって、個性的な小噺の集まりとなっています。この手の作品は語り手に魅力がなければ、しらけてしまうどこからイライラさせられるだけなんてこともあるのですが、その点これは問題ありません。むしろ、すごく楽しいです!着眼点が素晴らしく、しかもひとつひとつが短いので、手の空いたときに読めて、その都度「クスッ」と笑えたり、「なるほど」と感心させられたりします。ぜひ、みなさんも一度読んでみて下さい。楽しい時間が過ごせること請け合いです。
日常のちょっとしたことなのに、すごくおもしろく読みました。「ぎゅうとうし、一緒やん」なんて、大爆笑。日々の楽しい生活が伝わってきます。