武蔵野線に関するあれやこれや

まるのりとも

武蔵野線の話を書きたかった話

「武蔵野」の話と言われて、埼玉県民の私が思いついたのが、


「そうだ武蔵野線の話を書こう。県民の私が書かなければ」


 という安易なものでした。かれこれ十年以上前、通勤に使っていた路線だからです。幸か不幸か、それほど沿線の景色も大きく変わっていないので、目をつぶれば風景が浮かぶくらいには覚えています。


 はじめは高校生ものを考えていましたが(息子の面白ネタを仕込もうかと)、


「この景色は関西では見ないんだよ」


 という上司の言葉を唐突に思い出したので、これをどこかに入れたい!と流れが出来ました。ちなみにこの上司のセリフ(リアルY部長)は東武伊勢崎線(今のスカイツリーライン)で東武動物公園前にある会社に打ち合わせに行ったときのものです。武蔵野ではないですが、調べたら平野には風除けとして人工林が植えられていたそう。そこから芋づる式に新座在住のOさんがよく言っていた、東所沢の屋台のラーメンのことも思い出したので、こちらのエピソードも加えました。

 が! Oさんと一緒に働いていたのは二十年前。グーグル先生に聞いたところ駅前にあったという屋台の情報が出てこないのです。Oさんの話だけなので、何味のラーメンだったのかも分からず。一回行っておけば良かったな、と後悔です。


 Y部長とOさんは、私がフルタイムで仕事をしていた時代に大変お世話になった方々です。今回エピソードにも関わってくるので、そのまま登場していただきました。Nさんは私ですが、まんま私の感想です。武蔵野台地が都内とかねえ、知らなかったもの。

 台地の端が山手線の中にあると言うことで思い出したのが、新幹線変形ロボ「シンカリオン」のアニメでそのあたりに触れたエピソードがあったこと。入れようかと思いましたが、文字数の関係で削りました。


 武蔵野線のことを書くにあたり、記憶だけで適当なことは書けないので、私にしては調べました。


 基本的なことは(武蔵野台地とか雑木林とか)、ウィキペディアにまずお世話になりました。

 武蔵野線については、資料にあたることが出来ました。

「武蔵野線まるごと探見」三好好三、垣本泰宏(JTBパブリッシング 2010)

「武蔵野線 街と駅の半世紀」山下ルミコ(アルファベータブックス 2017)


 埼玉の地形については、

「埼玉のトリセツ」(昭文社 2020)

 を参考にしました。


 武蔵野線は、きちんと乗って風景を確認したかったのですが、このご時世に電車に乗ることが怖く(家族は通勤通学で乗っていますが)、ユーチューブのお世話になりました。


【4K字幕付き前面展望】府中本町~東京 武蔵野線 京葉線 E231系(Arkibk Train Aki様)

 https://youtu.be/nHaksvHb_N4


 最初の勤務先が新座の会社、二社目が八王子の会社だったので、新座まではよくわかるのですが、東所沢から西国分寺までは外が見えないのでグーグルマップにかなりお世話になりました。

 本文中でも書きましたが、新秋津は西武線の乗り換え(使うのは野球の西武戦を見に行くときだけ)で使いますが、他の駅には降りる用事が全くなかったので、グーグルマップの航空写真でいろいろ知ることが出来ました。調べること本当に大事。


 埼玉のかなりローカルなネタを書いたので、全然分からないだろうな、とは思いますが、電車に乗っている気分になって読んでいただけたら幸いです。

 そして、状況が許すようであれば、武蔵野線にも乗ってください。205系もまだ走っています(E233系が走らないのは何故なんだ)。



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