14夢
夢を見ていた。
少し大きな空き地を上から見ている。
どうやら2階建ての屋根の上に座っているようだ。
手を見ると人の手ではなく肉球が見える...猫なのだろうか。
空き地の端っこに土管があり、土管の上に鶴の着ぐるみが仁王立ちでマイクを持っている。
土管の前にはウッドベースを抱えた亀、ウクレレを持った竜の着ぐるみが立っている。
馬の着ぐるみの前には...ドラム缶に鍋の蓋が突き刺さったものがある。
ドラムなんだろうか...そして何故か車椅子に座り、木製のお玉を両手に持っていた。
何やら胸元に書いてあるがここからではよく見えない。
「1.2.1.2.3」馬がお玉を叩きカウントを取ると演奏が始まった。
演奏が始まった途端、気でも狂ったのか頭を振り回す竜と馬と鶴。
亀はウッドベースを抱えて甲羅でスピンしている。
着ぐるみの前にはたくさんの人が楽しそうに飛び跳ねている。
6曲終わったがこの騒ぎが終わる気配はない。
「まだ飛べるかー?」「頭も振り回せ!」
着ぐるみたちがそう叫ぶと、着ぐるみの前にいた人達は更に盛り上がり、飛び跳ね頭を振り回し始めた。
♪ガラガラガラガラ♪
♪何色だろう 何色だろう♪
♪赤かな 青かな ピンクかな♪
♪当たるかな 当たるかな♪
♪回して回して出てくれ赤玉♪
♪カララン カララン 白玉コロリ♪
愉快な歌詞で歌い上げたその歌のタイトルは【福引券】だった。
あまりにもみんなが楽しそうなのでおいどんも前で見てみることにした。
屋根から塀に降りて空き地に着地する。
踏まれないように気をつけながら、着ぐるみたちの前まできた。
すると一番前で飛び跳ねていた人がおいどんに気づき驚き着地し損ね倒れた。
グリッ ドサッ
足首からとんでもない音が聞こえ後ろに倒れたていった。
後ろにいた人は突然人が倒れて避けきれず次々に人が倒れていった。
人がたくさん倒れたにも関わらず演奏は鳴り止むことはなく次の曲が始まっていた。
胸元には【銀ファミリー】と書いてあった。
ここで目が覚めたので歌の続きとジャンプをしていた人達がどうなったかわからない。
夢の中 おこちゃま @ocochama
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