13夢

夢を見ていた。


広い公園でなぜか骸骨と遊んでいる夢だ。


公園の中央には骸骨がいる。

なにやら白い塊に片足を乗せてキョロキョロしている。


おいどんは茂みに隠れており、隣には頭にリボンをつけた骸骨がいて何やら話している。


「鬼を引きつけるから、その間にあのミシン蹴って。」


あ、かわいい声、女の子なんだ…って、え?!あれミシンなの?!蹴るの無理じゃない?


そう思っていると、リボンちゃんは茂みから出て走って行った。


ミシン蹴りが繰り広げられているようだが正直ルールはよくわからない。

おいどんはあのミシンを蹴飛ばすことができるのだろうか...。


鬼が背を向けた時、勇気を振り絞りミシン目掛けて走りだす。

鬼がリボンちゃんに気づきミシンから足を離した。


その隙をついて思いっきり蹴飛ばしてみた。

思ったより重くなくミシンは勢いよく飛んでいき公園の外に転がって行った。


「やられたー。じゃ次鬼な!」


え……蹴飛ばしたら鬼交代なの??


とりあえずミシンを仕方なく取り走っているとリボンちゃんがついてきた。


「うまくいったね!!」

リボンちゃんは両手を広げ楽しそう…に見える。


公園を出るとミシンは横断歩道の近くまで転がっていて、

マネキンが電話で話しながら渡ってきたのが見えた。



怖い怖い。何なの今回の夢。

骸骨とかマネキンが普通に動いてるんだけど。ホラーなの??


リボンちゃんがミシンを取るため姿勢を低くさせると、

マネキンはリボンちゃんに気づかなかったようで、思いっきりミシンにぶつかり転んだ。


痛そうだな…あ、でもマネキンだから痛くないのか…。



「骨が!!」


マネキンはリボンちゃんに暴言を吐くと足を痛めたようでぎこちなくと歩きだす。

リボンちゃんは肩を震わせ立ち上がり…ミシンを思いっきり蹴飛ばした。



ゲシッ ガン!!  「ギエエギイ!」


飛んでいったミシンはマネキンにの膝を直撃しマネキンは道路に突っ伏ししていた。


「骨言うな!!」


そう言い残しリボンちゃんは立ち去っていった。



ここで目が覚めたのでミシンケリの結果がどうなったかはわからない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る