夢の中

3夢

夢を見ていた。

ここはどこたー？

あたりを見渡（みわた）したところ学校（がっこう）のようだ。

教室（きょうしつ）を見るが人の姿はない。

暫（しばら）く学校内（がっこうない）を探索（たんさく）したが、やはり誰もいない。

気がつくと音楽室（おんがくしつ）の前にいた。

せっかくなのでピアノを弾（ひ）いてみよう。

猫ふんじゃったくらいなら弾（ひ）ける。

3回弾（ひ）いたら飽（あ）きたーー。

音楽室を出で1階に移動（いどう）すると売店（ばいてん）が見えた。

どんなものがあるのか見に行くと、売店（ばいてん）でおはぎを買っている人が見える。

よく見ると直でおはぎを受け取っている。

普通ラップに包（つつ）むなり袋（ふくろ）に入ってるものだろうに…。

その人は素直（すなお）に受け取っているので問題なかったのだろう。

おはぎを6個受け取りせっせと食べている。

そんなに食べきれるのか？

その様子を見ていると後ろから声が聞こえてきた。振（ふ）り返（かえ）ると...そこにはカッパが4匹？喋（しゃべ）りながら、売店（ばいてん）のおばちゃんに話しかけている。

夢なので人間（にんげん）以外（いがい）が出て来ることはあったが、カッパが出てきたのは初（はじ）めてだ。

カッパは勧（すす）められるがまま、おはぎときな粉（こ）餅（もち）を購入（こうにゅう）。

またしても直（ちょく）で渡（わた）されていた。

おはぎときな粉（こ）餅（もち）で手がベタベタになっている。可哀想（かわいそう）にー。

しかし気にせずもう口に入れている。よっぽどお腹が減っていたのか…。

気がつくといつの間にか、おはぎを6個買った者が自動（じどう）販売機（はんばいき）の前に移動して、おはぎでベトベトになった手で自動（じどう）販売機（はんばいき）に手を伸ばしていた。

しかし後ろからカッパ達がやってきて、ぶつかった。

ドンッーーーピッ！　　　ガシャンッ！！

カッパ達は謝（あやま）りもせず立ち去っていった。

どんな飲み物を買ったのか気になり見てみると、おしるこの缶（かん）がみえた。

おはぎを6個食べた後のしめのおしるこか？

かなりの甘党（あまとう）のようだ。

先程のカッパ達が気になり後を追（お）うと1匹のカッパが、きな粉（こ）餅（もち）を頬張（ほおば）っているカッパに膝（ひざ）カックンを仕掛（しか）けている姿（すがた）が見えた。

膝（ひざ）カックンをされたカッパは豪快（ごうかい）に両手（りょうて）を上げそのまま土下座（どげざ）をするように前のめりに転（ころ）げた。

他のカッパは笑い転（ころ）げていた。

ここで目が覚めたので、カッパたちがどうなったかはわからないーー。