第2話 再開
AくんとBくんは再開を喜び合い、近所の公園で2人で話していた。その中でAくんは、Bくんが引っ越した後のこと、家族のこと、自分が虐められていたことなど、Bくんに全てを話した。そうしたらBくんは、「辛かったな」と言ってくれ、ずっと泣いているAくんを抱きしめた。その時、Bくんも一緒に泣いていた。
その後、連絡先を交換し、2人は別れた。Bくんは、明日には帰ってしまうそうなので、Aくんに「また何かあったら連絡してくれ」と言った。その言葉にAくんは、数年ぶりの笑顔を見せた。
Bくんが帰った後も、2人はしょっちゅう連絡を取っていた。学校に居場所がないAくんにとって、その時間は貴重で大切な時間だった。そんな中、Aくんの母親が再婚する。新しい父はとても賢く、とある会社の幹部の人である。そのため、お金持ちだ。そして、2人は高校へ進学する。
高校へ進学するタイミングで苗字を変えた。もちろんBくんにも報告した。Bくんは「おめでとう」と言ってくれたが、Aくんは内心どうでもよかった。
2人はアルバイトを始め、お金を貯めて時折会うようになった。そこではいろんな話をした。高校のことや最近流行の芸能人、勉強のこと、昔の話など、2人で時間の許す限り話して、遊んで、笑い合った。Aくんは、この時間が永遠に続けばいいのにと思っていた矢先、双方にとって、最悪の事件が起きる。
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