「宝物眼」を備えたパーティー仲間と共にスローライフをおくる

闇野ゆかい

第1話早朝の景色

早朝。

陽が昇る前の時間に身体を揺すられ起こされる。

「リア、リアリア。起きろ、もう朝だぞ」

「うぅぅ、ま......まだだ...よ。もう少し...寝かせて」

目を開けて、私を起こす人物に眠たそうな声で反応する。

「何を言ってるんだよ。もう馬車に乗る時間だよ」

「えっ。馬車に乗る時間ーー。わかった、今支度するから」

私は跳ね上がりベッドからおりた。

起こしに来た人はパーティーメンバーのスーベルデン・ヌーベン。「宝物眼」というスキルを持ってる少年。とてもカッコイイ人だ。

支度を済ませて、屋敷を出ると目の前に馬車があり、もう一人のパーティーメンバーである少女、エルビド・オークルが待ちわびたように声を掛けてきた。

「クーデリア。早く早くぅ」

「うーん。わかった」

スーベルデンとエルビドは乗車していた。私も乗り込む。

馬車が動きだし気持ちいい風が吹いて、目が覚めた。

着いたら戦闘だ。今日もやるぞー!

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「宝物眼」を備えたパーティー仲間と共にスローライフをおくる 闇野ゆかい @kouyann

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