過ぎ去りし人

苔田 カエル

第1話

「例えば、空からキラキラとした光が降ってきて、

 そのカケラを掴んだとして、

 その手を開くことって、怖くない?」

と、彼女が言った。


その時、僕は彼女の瞳の中に、

キラキラと輝く小さなきらめきを見た。

そして、ぼんやりとした少年と。


それから、彼女は、スターとなって、

僕は、少年の恋のはかなさを知った。

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過ぎ去りし人 苔田 カエル @keronosuke3

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