「君の膵臓をたべたい」で感じたこと。
誰かが、「映画は三回見なさい」と言っていたが。
私も、映画は三回以上見る派だ。頭の飲み込みが決して速い方ではないので、何度も観ないとじっくり理解できない映画もあるのだ。
もちろん、「本当にいい映画。面白い映画」は一回見ただけで理解できる事もあるが、やはり三回以上は見てしまう。たくさん楽しみたいのだ。
一回目はただ内容を見て、二回目は映像を見て、三回目は両方を見るような感じ。
で、最近あいまに少しずつ見ている映画があって、それが上記のタイトルのものである。
私は、人が死ぬ話しは好きではないのだが、このタイトルを見て人が死ぬ話しとはまさか思わず
(食事の話とか、猟師の話とか思っていた・・・苦笑)
映画が始まってすぐ、気付いたのであるが、しっかり観てみる事にした。
ここからはネタバレになってしまうのかもしれないが。
(嫌な人はターンしてね!)
最初、女の子が、みんなに秘密にしていた病気の事。残り少ない寿命の事を、接点のない男の子に知られてしまったシーンがとても印象的で、私はそこから考えてしまった。
自分の、誰にも言わない、言えない秘密を、まったく接点のない異性に知られるってどんな気持ちなんだろうか?。
私は。
たぶん。
この女の子は。最後、この男の子に秘密を知られて、とても幸せになったのだとおもうのだ。
子どもの頃から抱いていた、その秘密を、誰かにも抱えて欲しかったんじゃないだろうか。
誰だって、秘密を知られるのって。
すごく怖くて、勇気がいることで。
それを乗り越えたら、それは自分の事を、半分以上知ってもらえるって事で。
そして、そのうえで、一緒にいて、自分の好きな事に付き合ってもらえて、旅行にも付き合ってもらえて。
ここまで一緒にいてもらえるのって。
すごく気持ちよくて。
居心地が良くて。
いつまでも、永遠に、ここに居たい・・・と思うものかもしれない。
だから。
もし。
好きな人と。
こんな関係になれたら。
それは。
ハグより、キスより。世間一般の「恋人同士」より。
とても居心地にいい関係かもしれない。
この映画の男の子と、女の子は。
キスもしなかったし、結びつきも無かったけれど。
家族よりも、近くて。深いところに。
寄り添いあえていた。
私はそう思いたい。
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