ドラフト会議、ここに注目(2022)
※4月2日、ドラフト後追記
今年も第5回abemaトーナメントのドラフト会議が行われることが明かされた。団体戦も三年目となり、戦略も深まってきたのではないかと思う。昨年も同様の記事を書いたが、今回も注目点を挙げてみたい。
1 ベテランの指名は?
ベテランもフィッシャールールに触れる機会が増え、決して若手絶対有利とは言えなくなってきた。また、女流版でもそうだったが、サブリーダー的位置づけのベテランの存在がチームのまとまりには大きな意味を持ちそうである。
前回予想した郷田九段・丸山九段・屋敷九段は三名とも指名された。では、今年は誰が新しく指名されるだろうか。私が今年予想するのは畠山鎮八段。師弟タッグでも活躍しているが、多くの棋士がお世話になっており、ユーモラスでもある。チームの精神的支柱となる存在ではないだろうか。他には、佐藤和俊七段も個人的にはすごく見てみたい。早指しで大物食いをするイメージがあるので、そこに注目して指名というのはあり得る気がする。
→和俊七段指名されました! チーム菅井ということで振り飛車が期待されますが、実はかなり変態使いだと思うのでオリジナリティあふれる指し回しに期待です。
2 チーム羽生はどうなる?
やっぱり気になるチーム羽生。前回は中村太地七段は予想通り。佐藤紳哉七段は全くの予想外だったが、「才能を開花させたい」という羽生さんの意図は感じられた。その点からいっても、羽生さんは連続で同じ人を指名しない気がする。私が予想するうちの一人は阿久津八段。完全な妄想なのだがが、羽生好みの将棋ではないかと思う。もう一人は阿部光瑠七段。やはり「開花させたい」と思わせる棋士の一人ではないかと考える。
→まさかの同じ指名! 阿久津八段はチーム山崎になりました。
3 チーム藤井はどうなる?
やはり一番の注目は、藤井五冠のチームだろう。昨年は伊藤匠四段を指名し驚かたが、その後の活躍を考えれば今年は指名が競合するのではないかと思う。また、羽生さんと同じく指名メンバーは変えてくる気がする。「同期の大橋六段を指名すると、私はとても盛り上がる」と昨年書いたが、今年も期待。「変えてくると思う」と書いておいてなんだが、高見七段との相性は良かったと思うので、連続指名はそこそこ可能性はある気もする。
→まさかの竜王経験者二人を指名! 一番のエンターテイナーだった。
4 初登場棋士は?
まだまだこの棋戦では登場していない有力棋士はいるが、最も有力なのは八代七段と考える。毎年活躍しているが、あまり目立たないのでここらへんでぜひ注目されてほしい。新四段で言えば高田四段と狩山四段である。二人とも多分面白い人だと思うので、他のメンバーとの掛け合いを見てみたい。他には山本四段の指名があるのではないかとにらんでいる。「どこに振っても三間」という新たな境地に達しており、飛車を振るだけで盛り上がること間違いなしである。
→全員指名なし。残念。
まだまだ楽しみはあるのですが、この辺で。今年もドラフト当日が楽しみですねえ。
→先崎九段は完全に予想外。楽しくなりそう。
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