蝶々なのじゃ
はたはたとひらひらと羽ばたく蝶々は優雅で良いのう。
しかし、この暑い中でも翅はしおれたりせんのか。
呆けて見ていると、カマキリに狙われておるのが見えたのじゃ。
文机に手をついて立ち上がり、急いで庭にある蜜柑の木の葉に止まっていた蝶々を逃してやったのじゃ。
自然の掟に介入するのはよくないのじゃが、許せよカマキリ。
蝶々も恩を感じてくれているのか分からぬが、わらわの髪にふわっと止まったのじゃ。
髪飾りのつもりかの。
ここではお洒落は意味ないが、弟子に見せると思えば必要かもしれぬのう。
昆虫嫌いじゃったらどうしようかのう。わらわもそんなに好きではないのじゃが。
http://gineiroku.web.fc2.com/deshi.html
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