丹薬

 「イタタタ、なのじゃ。(´;ω;`)」

 久しぶりに食したからか肉体が驚いておる。カレーか枇杷か……。

 わらわ達天上人は死んでるのか死んでないのかよくわからん不可思議な存在じゃからな。

 肉体があれば不調をきたす時もあるのじゃ。

 肉体もそうじゃが気が乱れておるやもしれぬ。


 侍女のお菊に丹薬を持ってきて欲しいとお願いしたのじゃ。

 錬丹術も進化しておる。昔は毒と変わらんかったが今は大丈夫じゃ。

 

 しばらくしてお菊がやってきて襖を開けたのじゃ。そしたらお菊は立ち上がり、おもむろに振りかぶってからヒュっと丹薬を投げた。

 それが、わらわのおでこに命中した。

「ななな、何をするのじゃ。お菊!」

 くすくすと笑って去ってしまった。

 不敬な悪戯も今に始まった事じゃないが、もうちっと優しくしてくれてもいいじゃろうに。

 拾った丹薬をしげしげと見つめてから飲み込むのじゃ。

「うげぇ」

 こう臭いがキツイのは何とかならぬものか。

 

 痛みが落ち着いてきてから日課のようにPCでメールサーバを確認するのじゃ。

 応募はないが、リツイートしてくれる人はいたのじゃ。


 最初はうさぎ殿にバスター殿、次にはやしかつひろ殿と多琥天殿。このお二方は知らぬ方じゃがありがたいのう。

 見知らぬ人でもリツイートをしてくれたりするから面白いのじゃ。

 弟子が出来たら沢山リツイートしてやるのにのう。

 結構なメリットになると思うんじゃが、逆にうざいと思われたりするのかのう。


http://gineiroku.web.fc2.com/deshi.html



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る