Another perspective(青葉)
嬉しかった。春樹が私を大切に思ってくれることが嬉しかった。彼の言葉が頭から離れない。物語ならあの言葉で恋心を抱くと思う。でも私は違った。『‥‥‥‥‥‥‥‥』が私の胸に刺さり、罪悪感を覚えた。
伝えないといけないことがある。
でも、それを伝えたら、彼は私から離れるかな。
知ったうえで一緒にいてくれるのかな。
それとも、忘れてしまうのかな。
ずっと考えても答えはでない。未来の妄想に答えが出るはずがない。
解は必ず出さないといけない。
空気を読まずに秒針はチクタクと回っていた。
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