第3話

書道部に所属してから数日…。


焏は部活を休んでいた。保健室にいた。


「また、怪我か…。お前良く怪我すんなぁ」


保健医の紅林一夜が呆れている。「それに、


精神的にもヤバくて声も出せねえってどういう


ことだよ。」焏はタブレットに文字を打った。


“言えません。俺の問題ですから”焏の表情は


変わらない。「っはぁ…相当抱え込んでるな、


お前。まあ、偶には頼れ。お前にはちゃんと


支えてくれる奴らがいるんだからな」


焏は頷いた。表面上は。







ベットで寝ている焏の首元や、手首を見た


一夜は目を固まらせた。「は…なんだよ、これ。


ヤバイ、これは拙い…。早く何とかしなきゃ


こいつ死ぬぞ」焦った一夜はある人物へと


電話をかけた。

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