あんたいとる！-untitled!- 4

Act:58『なんだか、そそりますね！』

唯「想像というものは本当に素晴らしい」

蛍「いきなりなんだ」

唯「例えば、京さんに犬耳としっぽがあるとしよう」

蛍「は？」

唯「想像してみてくれ。……おや、早速来たよ」

京「蛍くーん！　遊ぼー！」

蛍「……！！」

唯「ふふ、今君はしっぽをフリフリしている京さんが見えている」

蛍「うるさい……」

京「？？」

姫「智ちゃんがおっぱい大きくなったら誰得なの？」

智「は？　うるせーです」

姫「姫ちゃん得だーーー！」ペタッ

智「！！」

姫「でもやっぱ、ペタン子な智ちゃんも捨てがたいよね……」ペタペタ

智「手をどけろです！」

唯「オムツJK」

悠「なんだか、そそりますね！」

唯「悠さんならわかってくれると思ったよ」ガシッ

蛍「なんの握手だ」

舞「！　お兄ちゃん、今私のお腹キュルキュルーって言った！」

蛍「聞こえなかったぞ」

舞「じゃあ耳あてて！」

蛍「えっ……」

舞「ほら、早くー！」

蛍「……あ、本当になってる」

舞「でしょー！」

蛍（舞は無邪気だなぁ……）

夢「もうすぐ握手会があるから、握手の練習しなきゃ！」

蛍「握手の練習？」

夢「うん！　というわけで蛍くん、手を貸して！」

蛍「ん」

夢「今日は来てくれてありがと☆　これからも応援よろしくね！」

蛍「……///」

＊「蛍、もげろ」

＊「死ね」

蛍「おい聞こえてるし物騒過ぎるだろ！」

夢「ほら、蛍くんも何か言って！」

蛍「え……えっと……これからもずっとファンでいつづけます！

　　大好きです！　……とか？」

夢「……あ……う……」

蛍「……？」

夢「え、えへへ……ありがとー」

蛍「！　……お、おう……」

　（素直に照れられるとこっちも照れちまうな……）

夢「よーし！　握手会の練習したいから、みんな来てー！」

＊「うおおおおお！　喜んで！」

＊「何回でも付き合います！」

蛍「うお……一気に人だかりが」

唯「大好きです。ボクにとって君は世界に一つだけの花……。

　　可憐に咲き誇る一輪の……」

蛍（なんか言ってやがる）

妃「プロジェクターを使って、映画を観たいわ」

皇「妃は本当に映画が好きだな」

妃「家に帰るとついつい違うことに気が向いちゃうから、

　　学校で大画面で観れたらいいわね」

帝「会長、どうしますか？」

皇「採用だ。今度生徒会主催で映画上映会でもやろう」

帝「それでは、来週の水曜日にしましょうか」

妃（いや、いきなり決まり過ぎでしょ）

姫「うちの良いとこは即決するとこだよね～」

妃「まあ、確かにね」