第24話 朝

俺は思った以上に早く起きた、


寝心地が良かったので

疲れは完全に吹き飛んでいたし、


今もなぜか那月に抱きつかれているので

すごく気分がいい


「おーい那月、起きろー」


「もうちょっと寝かせて、、、」


「もう朝だぞー」


「あと五分、、、」


俺にスヌーズ機能はない!


俺は那月を無理やり起こそうとする


「今日は学校あるんだから!早く起きろ!」


「うぅん……いじわるぅ……」


今の那月はやばい、

くぐもった声で意地悪とか言わないで欲しい

すごくエロく聞こえる


まあそうやっていると那月は起きた


「おはようございます」

「おう、おはよう」


「先輩、胸とか触ってませんよね?」


「も」


もちろん、と答えようとして一瞬固まる、

もしかしたら寝てる間に触ってしまったかもしれない、

答えない俺に那月は驚いたようだ、


「本当に触ったんですか⁉︎」


「触ってないと思うけど触ってたらごめん」


「まあ先輩ならいいですけど」

「え⁉︎」


今度は俺が驚いてしまう、

別に他意はない、


久しぶりに濃い朝だった





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