第13話 後輩出現
「なんでいるんだ?」
「この前合鍵くれたじゃないですか」
そういえばそんなこともあったな
「はぁ、で、なんでこんな状況なんだ?」
「え?なにがですか?」
「部屋だ!デフォルトですけどみたいな顔すんな」
どうやったら数時間でこの状態にできるのやら、
「健全な男子高校生なら誰もが持ってるアレを探してたんですよ。
見つからなかったですけど」
「そりゃ持ってないからな」
「実は中身女の人だったりします?」
「なわけあるか。
で?夕食は食ったのか?」
「はい、お惣菜を」
「じゃあなんでベッドで寝てたんだ?」
「それなんですけど、
私すごいこと思いついたんですよ!」
「すごいこと?」
「はい!私がこの部屋で生活すれば
私の部屋は汚れないじゃないですか」
「お前の部屋はな」
「ウィンウィンだと思います。」
「俺の部屋が汚染されるだろうが、
どこがウィンウィンなんだか」
「こんな可愛い後輩と生活できるんですよ?
全高校生徒の夢ですよ?」
「全然嬉しくない」
「ツンデレですね!先輩は」
「この前掃除した時の報酬を今使う、
自分の部屋に戻れ」
「…しょうがないですね、
帰りますよ!」
そう言って那月は枕を持って、、、
「なに枕持って帰ろうとしてんだよ!」
「ちぇ、ばれちゃいましたか」
「ばれるわ」
「おやすみです、先輩」
「ああ、おやすみ」
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