第8話 放課後デート?②
「今日は何にしようかなー。なにがいい?」
「そうですねー肉じゃがなんてどうでしょう。」
「家庭的なやつだなー。それに肉じゃが作ってもらって嬉しいのは男じゃないか?」
「そうだって言いますよね。先輩は作ってもらったら嬉しいと思いますか?」
「どうだろう、結局のところイメージなんじゃないか?
きっと家庭的なもの作ってもらえると一歩進んだ関係になったような気がするんだと思う。」
「じゃあ私が作ってあげましょうか?」
ニヤニヤしながら言ってくる。
家事力皆無の人が作った料理ってどうなるんだろう。
やっぱり洗剤で米を洗うんだろうか。
いや、もしかしたらもっとやばいことになるかもしれない、
ちょっと気になるが危ないので断っておこう
「作らなくていい、あいにく魔女の料理は好みじゃないんだ。」
「ま、魔女の料理ってなんですか!私だって食材を並べるくらいはできますよ!」
「並べた後は?」
「先輩の出番です。」
「できないんだな」
「まぁそのうち出来るようになりますよ。
あ、そういえば掃除をお願いしようと思ってたんですよ。部屋の」
「え?今だに片付けてなかったのか?」
「いえ、自分なりに片付けましたよ。
ですが時間が経つとまたあの状態に戻っていくんですよ。ほんと不思議です。」
「どこが不思議なんだよ。まあいいや、週末は掃除だな」
「頼みますよ」
そんなこんなで買い出しは無事?終了した。
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