第4話 家での俺と後輩

はぁ、なんだかんだ色々あったなぁ

まぁ裕也と同じクラスになれたのは嬉しかった。

暇だし久しぶりに夕食でも作るか。

え?まともな料理ができるのかって?

安心しろ。作るのが面倒だっただけで俺は料理の腕にはかなり

自信がある。

食材はっと。

ガチャ

なに?空っぽ、、、だと

これはまずい、料理できない感満載ではないか。いや、別にそこは問題ではないのだが

どうしようか。まぁ久しぶりに買い物に行くか。そういえば今日は特売日だったような、


な、なんだと。

なんとかいたかったものはほとんどなかった。主婦たちが買い漁っていったようだ。

しょうがない、最低限買えるだけ買って週末またこよう。

少し残ってたから許せたものの、これで買いたいものが

家の冷蔵庫のような状態だったら

主婦たちに駆○してやる、1匹残らず!

と叫んでいたところだろう。

今日は生姜焼きにするか。


****


ふう、なんだか色々ありました。

学校では次から次へと男の人から話しかけられるし、

帰宅中にもナンパされるし、

まぁあの時は先輩が助けてくれたからよかったですけど。

ともかく先輩の評価は

お隣さんから面白い先輩にランクアップですね。

それにしても私の連絡先を欲しがらない人なんて

先輩くらいですよ。

これでも容姿には自信があるんですけどねぇ


 * * * *


早速作るか。


「キャアアアアァァァ」


なんだ?


「やばいやばい、どうしよう。」


山田さんだ。

なにがあったんだろうか

とりあえず俺もベランダに出よう


「どうした?大丈夫か?」

「せ、先輩、ゴキブリってどうやって倒すんですか?」

「殺虫スプレーだろ」

「ない時は?」

「何かしらのものでぶっ叩く」

「ことができない時は?」

「俺がやろうか?」

「お願いします。部屋の鍵はあいてますので」

「あいよ」


俺は殺虫スプレーを2個持って現場へ向かう

部屋に入ると、そこには地獄が広がっていた。

荷物を出し終えていない段ボールの山、

脱ぎ捨てた服、その他もろもろですごい状態だ。

こりゃゴキブリも出るわな


「さっさと駆除するか。」


バトル開始だ。俺は背後から近づき殺虫スプレーを噴射、

しかしギリギリ避けられる。

だが、避けた先にもう1つの殺虫スプレーをかける

駆除完了だ。


「終わったぞ。あと掃除しろよ。」

「はい、ありがとうございます」


ふう、夕食作るか。

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