第2話 親友たちとの会話

俺は無事2年生になり、

運良く親友の鈴木裕也と同じクラスになれた

ちなみに俺は別にインキャボッチとか言う

テンプレじゃないからな。

ただ親友と呼べるやつ以外とはほとんど話さないだけで。

昼休み、裕也が話しかけてきた


「なぁ智樹ー、超絶美少女一年生知ってるか?」

「しらないと思うぞ?てかお前は彼女いるだろ」


そういえばここはテンプレだった。

そう、イケメンなのだ、ムカつくほどに。

オレがもっとも共感できる

テンプレ台詞をいってやろう。

イケメン滅ぶべし!


「その子確か山田さんって言うらしいぜ。」

「山田?山田那月さんか?」

「そうそう、何で知ってんだ?」

「俺のとなりに引っ越してきたんだよ。」

「マジかよ。いーなー」


そんな話をしていると、

裕也が後ろから肩をつかまれた。


「だーれの話で盛り上がっているのかな?」


ガタガタガタ

裕也が震えている、面白い光景だ。


「そ、それはもちろん美玲のことで」

「本当は?(^ー^)」


笑顔が怖すぎる、

やはり怒ると異常に怖くなる人というのは

いるようだな


「1年生の山田那月さんのことでございます」

「へぇー私以外の女の話で盛り上がってたんだー」


美玲さんや笑顔が消えてますぜ、笑顔が


「そんなに三途の川が拝みたいなら早く言ってよー」

「さ、三途の川なんかより美玲の笑った可愛い顔が見たいなーなんて」

「か、可愛いなんて。まあ今日のところは

許してあげるわ。」


この会話から分かった人もいるだろうが裕也と佐野美玲は付き合っている。

本当にバカップルだ。

それにしてもお弁当に砂糖ぶっかけたかもしれない

甘すぎる。


「それより隣の部屋なんてすごい偶然ね。

春が来たのかな?春が」

「そんなわけないだろ。あいつも残念だったな

隣がこんなんで。」

「お前も十分かっこいいじゃねーか」

「お前に言われるとけなされるより嫌な気分になる」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る