第31話 聖女(過去)

どうか書籍化お願いします...(笑)

まぁ、自分は楽しく読んでいただいてるだけでもうれしいので、もしよければ、読んだ後の感想等お願いします!

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 私は親に助けられ、目が覚めた時にはセクレト王国の教会にいました。

 その時記憶がなかったので、ここはどこ?や、私は誰?など多くのことを聞きましたが、その時は現在いる場所と名前しか教えてくれませんでした。

 それは、教会の人たちなりの優しさだったのでしょう。

 幼い子供が浜辺で気を失っていて、その子供を助け、私の母が残した紙に書いてあったことまで守ったのですから、変に同情しないくださりやかったと今は思います。


 私が教会の人に助けてもらってから五年間は毎日教会の人たちの手伝いをしてました。

 手伝いと言ってもやることは修道女の方と同じことをしてました。

 教会の掃除、神への祈り、けがをした方の治療など、毎日休む暇がありませんでした。

 そんな毎日が続き特に変化のないまま私は十二歳を迎えました。

 十二歳になれば教会の人たちに、今まで教えてあげられなかったことを教える。と言われていたので、少しワクワクしてました。

 成人の儀が終わってから話すといわれていたのですぐに成人の儀を終わらせました。

 職業は魔術師(光)でした。

 しかし当時の私はすぐに教えてくださらなかったことを知りたかったので職業のことを言うのを忘れてすぐに話を...いや、記憶を戻してもらいました。

 その記憶はとても信じられることではありませんでした。

 自分が他国の元王女で、その国は滅び、自分の両親は死んでしまったなんて。

 しかし記憶はどんどん鮮明になり、目からは涙が止まらなくなり、気づいた時には泣き叫んでいました。

 しかし、自分の記憶がすべて戻った後に、両親の記憶のほんの一部が頭の中に入ってきました。

 その記憶は私が生まれた時のものでした。


◇◇◇


 とある王城の一室にて


「おんぎゃぁ、おんぎゃぁ」

「女王様、元気な女の子が生まれました」

「あぁ、この子が私たちの子なのね、とても私に似ているわ」


 そういって女王はうれし涙を流していた。


「子供は生まれたか?!」


 そういって部屋の扉を勢いよく開け走ってきたのは国王だった。


「あなた、女の子が生まれたわ」

「おぉ、そうか、ん?この子の顔とても我に似ているではないか」

「そんなことありません!私に似ているのです!」

「そ、そうか、それより、この子の名前はエリザベスでどうだ?昨晩からずっと考えておって先ほどやっと決まったのだ」


 その名前を聞いて王女は「エリザベスね、威厳のある名前でこれからこの国を引っ張るような名前ですね」と言いながらまた涙を流していた。


「エリザベスにはこの玉座にいずれ立ってもらわねばならんからな」

「そうですね。この子はどんな時も挫けず、どんな時であろうと国民を引っ張るようになってもらいたいですね」

「そうだな!エリザベスには、優しい子であれ!決して人を憎むな!慈愛の心を持て!この三拍子で育てるか」

「いいですね、その三つがあればエリザベスが女王になってもこの国は安泰ですね」


 最後の女王の言葉で頭の中で流れていた映像は途切れた。


◇◇◇


 私は両親の記憶の一部を見た後、さらに泣きました。

 一日中泣き止むことは無く、次の日起きた時には両親の記憶の一部は思い出せなくなっていましたが、ある言葉だけは残っていました。


『優しい子であれ。人を憎むな。慈愛の心をもて』


 その言葉を思い出し泣くのはやめてその日から毎日今まで以上に頑張りました。

 いつもやっていることと、自分はプラスで光魔法の鍛錬と光魔法を使った治療をし始めました。

 光魔法の鍛錬と魔法を使った治療を始めてから今までの二倍以上疲労がたまるようになりました。

 掃除をしながら鍛錬、休憩の合間にも鍛錬をして、治療の時には、MPを使い切り、頭がとても痛くなったり、吐き気がしたり、毎日が地獄でしたが、両親の言葉を思い出し頑張り続けられました。

 そして毎日それを行っていると半年たつころには、MP切れを起こさなくなり、鍛錬のおかげでA級の光魔法まで使えるようになり、最低限のMPで魔法を放てるようになりました。

 それからは治療する人をどんどん増やし、人が多かったため三人でやっていた治療を自分一人でこなせるようになりました。

 その実力を評価され、正教国に異動になりました。

 正教国の教会についたとき、とてもタイミングが良く、五十年に一度くらいしかない神のお告げが届いたのだ。

 内容は


『今から一分後に新たな聖女が誕生する。聖女となったものは十秒のみ光り、頭上には光の柱が発生する。』


 と書かれていた。

 これを読み終わった時にはすでに50秒立っていて、光の柱を確認するためみんなが教会の外へと走って出ていく。

 そして一分経つと、自分の周りはとても明るくなっていて、先ほど外に出ていった人たちが教会の中に戻り驚いたような顔をしていた。

 自分が何が何だか分からなくなっていると、驚いてた人たち全員跪いていた。

 この時私は聖女になりました。


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最後まで見てくださり本当にありがとうございます!


↓この話を書いた時の自分の感想


今回は書いててつまんねーなぁと思いました(笑)

キャラの暗い部分だったり書くのはあまり得意では無いので、、

次も説明ばっかになりそうです。


↓この話を書いた二か月後の自分の感想


なんでこんな文書けていたんだろうと不思議に思うほど上手くかけてるなぁと思いました(笑)


これからも頑張るのでフォロー等してくださるとうれしいです!

よければ評価やコメントなどもお願いします!

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