第27話 馬車

体調悪いのと、ストーリー思いつかないことが連続で来てしまい、

投稿するのがとても遅れました...

すみません!

なるべく多く投稿できるようにはしますが、いろいろと複雑なストーリー

となってきたので投稿頻度がとても減ると思いますが、

それでも見てくれたらうれしいです!

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 正教国に行くことを提案したら全一致で良いと言ってくれたので正教国に行くことになった。

 クロウの転移スキルですぐに移動できるのだが、アウロラがせっかくの旅なので馬車で行こうといったので馬車で行くことになった。

 クロウは幼馴染たちで組んでいたパーティーで馬車に何度も乗っていたため馬車に酔うことは無く、セレシアは海の波に何度も揺られているのでこれくらいの揺れは大丈夫と言っていた。

 獣人族はもともと三半規管が強いため酔うことは無い。

 アウロラは三半規管が弱かったのか、ひどく酔っていた。


「ごしゅじんさまぁ...」


 そういってアウロラはクロウの肩によりかかった。

 アウロラは酔っていたせいか、すぐに眠りについた。

 クロウはびっくりしてその場を離れようとするが、セレシアとシルフィがクロウのことを抑えて、


「今離れたらアウロラが床に頭をぶつけてしまうでしょう?」

「せっかくなんですからこのまま肩を貸してあげればいいじゃないですかぁ!」


 確かに、今ここから離れたらアウロラが頭ぶつけると思いクロウはそのままそっとしておいた。



◇◇◇


 アウロラが眠りにつき二時間後...

 あと三十分で正教国につくというところで、アウロラが目を覚ました。


「んぅ、あれ、わたし、、」


 アウロラは少し状況がつかめてないようだったので軽く説明すると、


「えぇ?!すみませんご主人様!」

「いや、全然いいよ、アウロラが苦しそうだったからね」


 そういうがアウロラはまだ少し顔色が悪かった。

 それに気づいたクロウは、


「アウロラ、そろそろ正教国につくけどまだ顔色が悪いから横になるか?」

「い、いえ!そんなことしたらご主人様に失礼です!」


 いや、ここは素直に休ませてもらいます。って言ってくれればいいだけなのに...

 そうクロウが思っていると、アウロラが起きる十分前に、馬車の操縦席に移っていたセレシアとシルフィが


「はぁ、アウロラ、親切というものは素直に受け取っておくべきです」

「で、ですが...」

「セレシアさんの言う通り親切は素直に受け取らないと損するばかりですよ?」

「そ、そこまで言うなら...もう一度横にならせていただきます」


 そうはいったものの、まだ何か遠慮しているようで、すぐには横にはならなかった。

 なぜ遠慮しているのかはわからなかったが、とりあえず肩でも貸してやろうと思い、横にいるアウロラを左手で軽く抱き寄せる。


「ほえ?」


 アウロラはびっくりして変な声を出してしまったのと、クロウに抱き寄せられたので顔がひどく赤くなっていた。

 その赤くなった顔を見てクロウは熱でも出たのか?!と思い、自分の額とアウロラの額をくっつける。

 するとアウロラの顔はさらに赤くなり、クロウの肩によりかかっていたのだが、完全に力が抜けて、クロウの膝に倒れる。

 クロウは死んだのか?!と思ったがそんなことは無く、寝息を立てて気持ちよさそうに寝ていたので安心した。

 アウロラに膝枕をしているのはとても恥ずかしいが、あと二十分ほどで正教国につくそうなので、そんなに長い時間じゃなくてほっとしたクロウだった。

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