サックにて
俺達はいつも降りる馬橋駅じゃなくて、それよりひとつ前の幸谷駅で降りた。この駅はうちの学校の生徒がよく降りる場所なので、並ばなければいけないので並んで順番が来るのを待った。
なんでこの駅はスイカを導入しないのか、そっちの吠え画もっとスムーズに進むと思うんだが。まぁ改札を導入すると莫大なお金がかかるから流鉄じゃ無理があるか。まぁスイカがない利点もある。遅刻ギリギリできたときに改札がなければそのまま電車に乗れる。やっぱりスイカない方がいいわ。
俺はそんなことを考えていると、マナにかたを叩かれた。俺は慌てて現金を駅員に渡した。
「はぁー並んでるんだからボートしないでよ」
呆れたため息と共に言った。考えると周りが見えなくなる癖どうにかしないとな、まわりに迷惑がかかってしまう。友達がいない俺はリア充と違って、迷惑をかけないように心がけなければ。
駅を出ると、俺達はサックに向かった。サックにつき中にはいると、勉強している学生や、パソコンで仕事をしているサラリーマンや、盛り上がって騒いでいる大学生がいた。売る背ぇーここは居酒屋じゃないんだが、少しはボリューム落とせよ。回りの目がうるさいっていう目をしてるぞ。少しは回りを気にしろよ。リア充は自分達の世界に入っているから視線が気になったりしないんだよなー。
「何にするかはもう決めてるわよね。並ぶわよ」
俺達は静かに並んでいると叫んでいた大学生の一人がこっちににたにたしながらきた。
「ねえそこの君、可愛いねご飯おごるから俺と遊ばない」
はぁーナンパかよ。そいうのは外でやれよ。マナならあしらうのになれているだろうから様子見をするか。
「私勉強しなくちゃならないのですみません」
「勉強なら俺達が教えるぜ、こうみえても難関大学にかよたているんだぜ松戸大学って知ってるだろう」
いやそこ、難関大学じゃなくて、中堅大学だろ。そのくらいのレベルはうちの学校だと決の方の人が進学する大学だぞ。マナは数学以外は平均よりも高いからマナの方が頭いいだろうな。
「教えてくれる人はもういるので」
「あーめんどくさいな。ささっとこいよ」
急におちゃらけた態度から威圧感をだして、無理矢理マナを外に連れ出そうとしていた。これはまずいな介入するか。
俺はゾンビのように目を腐らせて、大学生よりも倍の威圧感をだして、大学生の手を無理矢理剥がして、大学生の手を握りつぶすようにつかんだ。
「人の彼女に何をするんですか?警察につきだしますよ」
俺は腐った目で大学生を睨むと、ヒッと声をあげた。実は俺は毎日トレーニングをしたりしているのでわりかしその辺の男よりかは力が強いから手がミシミシ鳴っている。
「すみません手を離してください。俺が悪かったので」
恐怖と苦痛の表情を浮かべながら目頭に涙をためて大学生は謝っていた。俺はそろそろいいかと思い手を離した。すると、大学生は尻尾を逃げるようにサックからダッシュで出ていった。残りの大学生たちも気まずくなったのかサックの外に出た。
俺は目の腐りを解いて、笑顔でマナの方に向くと、マナはなぜか顔を赤くしていた。
「あーびびらせてすいませんでした。ゆっくりと静かに食べてください」
マナは俺に優しく微笑むと、カッコ良かったよと言った。どうやらマナはびびってないらしい。
回りの人たちは俺達に向かってラブラブだねーとか熱いねーとか言ってきて、いたたまれなくなったのでささっと注文をして上に上がることにした。シャカシャカチキンとサックシェイクが出てきた瞬間に俺はすぐに上に上がり席を確保した。マナはも急いで上がってきた。どうやら考えてることは一緒らしいな。
席に座ると、シャカシャカチキンをシャカシャカして食べる。その後サックシェイクを飲む。
この辛いの食べた後に飲むサックシェイクがたまらない。愉悦とした表情をした。
「希堂ぐらいよ、サックシェイクをそんな飲みかたしているの」
オレンジジュースそう言った後チューチューと飲んでいた。
「いやなに言っているんだ。これこそが真のサックシェイクの楽しみかただろ」
「いや普通口のなか気持ち悪くなるでしょ」
「ならないだよなーそれが、甘さで塗りつぶすから」
「まぁいいけど、そういえば瑠璃のどこをすきになったの?」
「あざといところ、以外と意地っ張りなところ。優しいところ、頭がいいところ、ひとつのところを一直線でみているところ、何よりも可愛いところだな」
ベタぼれってことだ。瑠璃を可愛さは言葉にできないほどだ。瑠璃の雰囲気はまるで二次元のヒロインをみているように感じる。つまり俺は主人公なのか。おらはにやにやとしていると、マナがまたろくでもないことを考えてるというような表情をしていた。
「確かに希堂が好きそうな二次元のヒロイン感はあるけど」
そう俺はアニメが好きなのだ。まぁアニメのストーリーにはまるっていうよりヒロインにはまる方だが。俺は好きなヒロインが死んだりしたらみなくなるタイプだ。ちなみにハーレムものは好きじゃない。女の子をとっかえひっかえしてるようにしか見えないからだ。
「いいたいことがあるんだけど」
マナは視線を俺からそらせた。なんだそんなに重いことをいうのか。俺も覚悟を決めるか。キリッとした表情をしてマナを見た。
「多分瑠璃は希堂のこと好きじゃないよ」
強烈すぎる一言を発した。
瑠璃が俺のこと好きじゃないだと、そんなのあり得ない。店ではあーんをしたし手を繋いだりもしたんだぞ。
「なんでそう思ったんだ」
俺は少し怒気を孕んだ声で言った。おらは今時分が思っているよりきれているだろう。
「怒るのは分かるよ、でもね瑠璃と話したことあるんだ。どこが好きって。そしたら優しいところって言ったの。優しいところって好きなところがないときに使う言葉なのよ」
マナは悲しそうに目を伏せながら言った。透け泣けともマナはそう思っているのか、だけど俺は信じてる瑠璃が好きで告白してくれたってことを。
「まぁ確信がある訳じゃないからもう少し調べてみる」
「ああ頼むわ、無駄になるかもしれないけど」
俺と瑠璃はラブラブだ。デートをみれば一発で疑いは晴れるだろう。好きじゃなきゃあんなに距離感を近くできないはずだしな。
マナは明るい表情になり、この話は終わりにしようと言って終わりにした。
「そういえばどこで告白されたの?」
手のひらに顎をのせながら聞いてきた。少しあざといな。
「誰もいない教室だ。青春だろ」
おらはあのときの人生で一番幸せだったときを思いだしながら言った。あの日の太陽はまるで俺達を祝福するように爛々と輝いていたな。
「夕方じゃないよね、あの日は早下校だったし」
「昼間に告白されたんだよ」
俺達はそれから何回もデートをして、チューをして結婚式を挙げて俺と誓い合う。どんなときも一緒にいると、そして数年が経ち瑠璃ににた子供が生まれる。ああなんて幸せなんだろう。
「いつまで妄想してるのよ。顔がだらしなすぎるわよ」
思いっきり手を叩かれて、俺は現実に戻ってきた。
「おいせっかく子供が生まれて、幸せがここからさらに始まるって所なのに何しやがる」
「いや子供ってどこまで妄想してるのよ」
呆れながらバカじゃないのと言ってきた。結構現実味のある妄想だったと思うが。
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