下校

キーンコーカーンコーン

授業の終わりのチャイム鳴り響く。今のチャイムは六限目のチャイムだ。

俺は秒速の早さで素早く動いて、瑠璃に一緒に帰らないかと誘った。

「ごめんね、今日は友達と一緒に帰るの」


瑠璃は申し訳なないさそうに眉根を寄せて言った。


誰かと帰る約束してるなら残念だが仕方がない。久しぶりにぼっちで帰るか。べ、別に寂しいとかじゃないからね。うん男の俺がツンデレやってもキモいだけだな。一人でも考えたいことがあったしちょうどいいか。


俺は添え思ってリュックに教科書を詰めて、リュックを背負い差ぁ帰るかと思ってドアの方に向かおうとすると、肩をポンポンと叩かれた。

もしかして友達の誘いを断って彼氏である俺と帰ることを優先してたのかと思いにやにやとしながら後ろを振り向くとマナがいた。


なんだマナかよ、そこは満面の笑みで瑠璃が出てくるところだろ。俺はあからさまにがっかりした。


するとマナは私で悪かったわねと不機嫌を丸出しにしながら言った。


「んで、用件はなんだ?」


俺は次の小説の内容を考えなきゃいけないんだ。これでもネットては人気があって楽しみにしてる人も多いからな。


「今日一人でしょ。一緒に帰らない?」


丸で俺がいつも一人みたいないい方だな。俺だって友達ぐらいいるわ。斎藤さんとかな。話した内容は消ゴムおとしたよだっけ。その後は会話してないな。友達いなかったわ。だけどぼっちは別に悲しくはない。一人でいると色々なことを考察できるしな。


まぁとりあえず別に考えるのは家に帰ってからでもいいかと思い誘いを受けることにした。


だが人によっては女の子と一緒に帰るだけで、不倫扱いの人もいるから、俺は気後れしたが女子の輪の中にいる瑠璃に話しかけた。


「瑠璃、マナと帰ってもいいか?」


瑠璃はなんてそんなこと聞くのというような表情をした。


「別にいいよ、一応付き合ってるからわざわざ聞いたの?」


「まぁそうだな。人によっては怒るしな」


そうだねと瑠璃は言った。まわりにいる女子経ちはなぜか俺をもながら嘲笑のような笑みを浮かべて見てきた。


まぁバカにされることはいつもの事だし、気にしないでおくか。スルースキルを磨いた俺には見下した視線も効かない。まぁここでバカにされ続けても仕方がないしマナの元に行くか。


「いいっていわれたから一緒に帰ろうぜ」


「私は用意はもうできてるから」


「分かったすぐに準備するわ」


俺は教科書を勉強するぶんだけバックにいれたた。もちろん数学も持って帰るよ。赤点と出たらヤバイからな。俺は用意ができたことをマナに伝えて、マナの横にならび一緒に下駄箱に向かった。


下駄箱につき、靴をはきかえてるとマナがお腹空いたーと言った。マナは消耗が激しいのかすぐにお腹が減る。幼馴染だからこの後に何をいうか分かっていた。


「一緒にどっかで食べない」


予想通りの答えだった。だが、俺は彼女がいるみこれは不倫に当たらないのだろうか。俺は嫉妬は別にウェルカムだが愛想つかれるのはやだよ。


「不倫に当たるかどうか考えているんでしょ。大丈夫でしょ私たちの関係知っているんだから」


流石幼馴染み俺の考えてることはお見通しか。まぁ一緒に帰っても怒らなかったら大丈夫か。にしても心理と言えば、あの超能力者を浮かんでくるなーあのこむちむちしていてぶっちゃけ俺のタイプなんだよ。いかんいかん今は瑠璃という彼女がいるんだ。こんなよこしまな考えは捨てなければ。俺は頭を横に振りよこしまな考えを追い出した。マナはなに変なこと考えるのという顔をして、呆れていた。


「それでどこに行くんだ?」


よこしまな考えを振り払った俺はマナに聞いた。


「歩きながら決める」


そう言ったので俺はマナと隣同士で歩きながら、どこに行きたいか悩んでいた。まぁ俺に選択肢はないんだろうけど。マナはお腹がすくと、独断で決めるところがあるからだ。まぁ俺はサックがおすすめだが。


駅に着くとマナが、クールな表情をしてサックにしようと言ってきたので、俺は心の中でガッツポーズをした。よっしゃシャカシャカチキンを久々に食べれるな。あの辛さがたまんないんだよなー。


「やっぱりサックに行きたかったんだね」


流石にこれはばれるとは思っていなかった。本格的な超能力者でもなったか。


「驚いているみたいだけど、さっきレシートをゴミ箱に捨てるときに、サックのレシートだけ取っていたから分かったのよ」


最近行ってないとはいえ無意識に行きたがるとか、どんだけサック好きなんだよ。


「だけど辛いものは食べすぎないようにね。からだないいものではないんだから」


四つぐらいだ経ようとしたのがばれているだと、ならコーヒーを甘くして飲むか。辛いもの食べた後に甘いものを飲むと最高なんだよな。


「今日はブラックにしなさいよ。ただえさえ普段からマッカンを飲みすぎているんだから糖尿病になるわよ」


俺の考えよまれすぎだろ。悟られなのか。それとも行動から読まれたのか。まぁたぶん後者のほうだな。


電車がきたので、俺は楽しみをひとつ奪われたかのようにがっくりとしながら俺は電車に乗った。もちろんマナも俺の後から乗った。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る