デート8
俺は深呼吸してこの時のためにユーホーキャッチャーをやってきたんだという思いで戦いに挑んだ。
俺は財布を出し開けて、100円玉を数を確認した。4枚か。後で1000円札も100円玉に両替しないとな。
俺はお金をいれるところに100円玉を二枚いれる。すると軽快な音がなり勝負が始まった。
だが最初から順調だと感動がないのでわざと失敗するためにぬいぐるみの足を狙う。
ボタンを押し右足のところにセットしてボタンを離すと、アームが右足のところに下がる。
ぬいぐるみの右足の部分が挟まるが滑り落ちる。
瑠璃の方を見ると不安そうな顔をしていた。
そろそろ本気だすか、俺ふぅーと深呼吸して目を閉じて、かっと開けて集中力高める。
そして俺は口角をあげて瑠璃にとれるさという視線を送った。
すると瑠璃は安心した表情になり久間さんを凝視し始める。
俺は正面を向きくまさんと対峙する。俺はくまさんの真上から取るために横から見たりしながら真上に設定しアームを下ろす。
角度も完璧だし、これでくまさんに勝ったと思ったが、くまさんが重かったのかすぐに落ちてしまった。
くまさん、そんなに落とされるのがいやなのか。確かに落ちたら痛いかもしれないが、瑠璃に可愛がってもらえるよ。
俺だったらみずから落ちるレベル。
それから何回かやったが失敗した。
するとさすがにこれ以上お金を浪費させるのは不味いと思ったのか
「もういいよ、お金なくなっちゃうよ」
俺のコインのいれる手をつかみながら悲痛な面持ちで言った。
俺は瑠璃の手を左手で優しく剥がし、
「男なら一階決めたことは最後までやりとおすんだ」
俺はキメ顔でよくアニメで聞くよえな台詞をはいた。
100円を入れて、俺はあるユーチュウブを思い出す。
たしか右手の隙間にいれれば落ちにくいんじゃなかったけ。
俺はそれをすぐに実行して右手の隙間には入るようにアームを動かした。
アームをちょうど右脇に挟まるようにすると、持ち上がり穴にポロんと落ちた。
瑠璃は最初ポカンとしていた。だが俺がくまさんを瑠璃に手渡すと花が背面に見えるような笑顔でありがとうと言った。
俺はその笑顔がが綺麗すぎるように感じ
「Je vous en pris」
俺がトップ蹴らすに綺麗な言語だと感じて勉強中のフランス語が出てしまった。
瑠璃はフランス語もわかる才女なので発音綺麗だねと言っていたので意味はわかっていたようだった。
「Merci、本当にありがとうこのくまさん高校入学してからずーと欲しかったんだ」
くまさんのぬいぐるみをぎゅーと抱き締めながら言った。
ぬいぐるみが心なしか嬉しそうに見える。
ぬいぐるみを抱き締めてるのきゅんポイント高いな。もう回らない寿司をおごるくらい気ュんポイントがたまっている。
はぁー、瑠璃が可愛すぎる件について。一つ一つの動作があざといんだが完成されていて可愛すぎる。なかには天然も混ざっているからさらに萌える。
おっと鼻血が出そうだ。、我慢しないとな。
「次どこ行く?」
俺は平然な顔をして聞いてみた。
瑠璃は顎に人差し指と親指ではさんでうーんと唸ったあととくにないかなと言ったので、俺は前から行きたかったプリクラを指差しながら、プリクラに行かないか?と言った。
瑠璃はボソボソとなにかをいいながら人差し指と親指で顎をつかみながら目を瞑る。
暫くして答えがでたのか行こっかと笑顔で言った。
まじか、あのリア充御用達の機械で学校のアイドルと撮れる機会が来るなんて神様僕はあなたを信じます。
俺はどんな落書きをしようかか迷っていると瑠璃が俺の手を握り早く行こっとプリクラキに向かった。
ラブコメの神様は存在するんだと考えながら引っ張られていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます