デート2

俺達が入った店は学校帰りの学生がたくさんいた。

店内には俺達と同じ制服を着た人も何人かいて、皆瑠璃な方を憧れなどいろんな視線が瑠璃に集まっている。

瑠璃はなれているのか気にする素振りなく店員が来るのを待っていた。

俺は瑠璃が俺な彼女なんだせと自慢したい気分に駆られた。 


まぁ俺にも嫉妬の視線を何にんかは飛ばしてるやつもいる。たぶん見たことないほど瑠璃が俺に距離が近くにいるからだろう。

だからいちいち自慢しなくてまいいんだがな。

嫉妬の視線はさっきのと違って冷や汗をかくほどではないから気にしないでいられる。



サイゼリアは高校生が勉強をしたり会話をしたり長居をするのに便利な場所だ。今日は食べに来ただけだがいつか俺達ま会話をするためだけにここを利用すると時がくるだろう。

俺もあそこにいるカップルのやうにリア充に仲間入りを果たしたんだな。

感慨深いものがある。


俺はマナ以外の女子と話すかとになれていないからか、会話が途中で途切れたりする。

気まずい。このままじゃダメだと思いながらも瑠璃は探り探りたいう感じだからまだ当てにできない。

店員よ早く来てくれー。

すると数分たってから店員がこちらに気づき寄ってきた。


遅いよもっと早く来てくれと思ったが店内の状況を思い出して仕方ないかと文句を心に押し止めた。 

文句事態こちらの勝手な理由だしな。

それにこんなちょっと時間を待てないだけで瑠璃に幻滅されるのは嫌だからな。

 


「お客様は何名様でしょうか?」

誰にでもする営業スマイルで聞いてきた。

え、俺見えてないの?それともこんなやつが美少女といるなんておかしい。ストーカーかとか思われて通報されちゃうの? 

いや通報されちゃうのかよ。カップルということを証明することを思い付かなければ。


そんなことを考えてる間に瑠璃はピースサインを作って


「二名です」

いつ二人で来てるような、なれた様子で言った。

店員は俺に目で疑ってすみませんと謝ってきた。

あ、やっぱり疑われてたのか。通報されないで良かったわ。俺は通報されるという理不尽よりも安心感が勝ってホット胸を撫で下ろした。

ちなみに俺はだいたいひとりだ。マナとたまに来たりするがイタリアンがあまり好きじゃないのか違うところを提案してくることが多いからだ。解せぬ。


すると店員が俺達を交互に見て


「カップルでしょうか?」


慎重に聞いてきた。まぁ俺と瑠璃がカップルには見えないよな。何か悲しくなってきた。


「はいそうです」


俺は言うのが嬉しくなり大きな声で言ってしまった。

うわー初デートなのねとか回りがヒソヒソしている。中にはなんであんなやつが俺には彼女が出来ないのにと恨め間貸しイ視線を向けてくる人もいる。

はぁ-大きな声で言ったせいで瑠璃にも恥ずかしい思いをさせたよな。


店員は苦笑いしながら初デートなんですか?と聞いてきた。


瑠璃は顔を赤くしては透かしそうにしながらそうですと答えた。


ごめんなこんなに浮かれて相手の事を考えない彼氏で俺はここは心のなかで謝った。


二人して恥ずかしくて黙っていると席が空いたらしく店員がこちらにどうぞ-とテンションがさっきよりも高めに言った。

なにかいいことでもあったのだろうか。


席に着くとメニュー表を持ってカップルメニューの案内をしだした。

俺達はカップルだもんな。改めて認識して嬉しくなった。


「当店のカップルメニューはドリンクバーの無料とピザが半額になっております」


なかなか太っ腹のメニューだった。


店員は説明した後お決まりになりましたらお呼びくださいと言って、めんどくさいという表情を一瞬見せたがすぐに笑顔を作り次のお客の対応にいった。


「カップルメニュー以外に安くしてくれるな」


「そうだね、でも女子高生的にはデザートも出して欲しいところだけどね」


瑠璃はメニュー表を見ながら言った。

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