草魔法師クロエの二度目の人生

作者 小田 ヒロ

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★★★ Excellent!!!

逆行系の王道通りに一周目の能力を引き継いで二周目の人生を歩むことになります。

主人公は復讐心よりもトラウマの方が大きく、二周目の人生を頑張って生き抜こうと頑張りますが、トラウマゆえに逃げてしまいそうになったりします。
しかし二周目で得た大切な人達に助けられながらトラウマを克服していく逆行系なのに成長系な物語です。
もちろん能力的にも成長しますが心の成長が大きく主人公や周り(メインどころ)の心理描写もうまく書かれています。

また逆行系の定番であるざまぁも少しはありますが前述した通り心の成長に重きを置かれていますのでざまぁ展開にうんざりしている方にも楽しめると思います。

★★★ Excellent!!!

序盤は少し不遇で、度々毒親が関わって悲しい事、
穏やかならざる二度目の人生、というタイトル通りのストレスもありますが、

総じて、勧善懲悪要素の強過ぎるありふれた単なるざまぁ物語ではない。

よくある物語では、白か黒か、
主人公が凄ければすぐに聴衆に手の平を返されますが、そこまでうまくもいかない、でも徐々に認められる。
人間の複雑な心情も感じさせられます。


家族のように関わる周りの人々は主人公にあたたかく、優しく、利用でも押し付けがましくも独善的でもなく、対人関係のストレスを考えずに読めます。

あと卵がかわいい。

Good!

虐待された令嬢が冤罪で死んだと思ったら幼女時代に巻き戻り。と、最近流行りのテーマ。

適正魔法は複数持てる(土魔法や水魔法も使える)ので、草魔法がメインという理由で差別する意味がよくわかりませんが。父は火魔法以外は確かめず子供を虐待するクズ、母はわがままで育児放棄のクズ。使用人はお付きのメイドと庭師を除いてクズばかり。学園がいじめの舞台で授業内容がカス。という、児童虐待物語。

周りがクズばかりなので、草魔法の師匠となる庭師の爺さんが光ります。クズに因縁つけられるエピソード多めのなので。師弟の話が清涼剤。

★★★ Excellent!!!

出だしの辛い状況から、おじいちゃまの住む辺境へと移り住んでからの愛される温かさに癒されます。
草魔法の師匠であるトムじいの最期は号泣しました・・・。
でも根底に流れている優しさや、愛されている、守られているという安心感を感じられます。
クロエが心穏やかに過ごしていけますように。
おじいちゃまも長生きしますように。

★★★ Excellent!!!

一度死んで若かりし頃に逆行するという流行りの人生やり直しですが、この主人公の良いところは復讐ではなく明るい未来を望んで前向きに進むところ。倍返しという言葉がありますが、それを恨みや憎悪ではなく自分への幸福に注ぎ込む姿勢。そして主人公を支える周囲の暖かな人間味が一層と小説の素晴らしさを引き立てています。
そして所々に鏤められた恋愛模様にクスッとしてしまうこともしばしば。恋の種が愛という栄養素で育まれ、最後はどのような花を咲かせるのかが楽しみなところでもあります。
心穏やかな一冊を読みたい。そんな人にお勧めの一冊でございます。

★★★ Excellent!!!

前世で不幸に不幸を重ねて価値観の歪みと共に転生…というよりはタイムループした主人公。
四大属性ではない母方の祖父に引き取られた結果、そこでは甘やかでありながらもちょっとだけ厳しい家族(withドラゴン)の物語が始まるのです。
「強くならなきゃ、迷惑かけないようにしなきゃ」と色々と背負い込む主人公の心の成長は必見の程。
前半部分の主人公に対する酷さが際立っており、それが後半の暖かさが心に響きます。
心がほんわり致しますのでぜひぜひご一読ください。

★★★ Excellent!!!

世間から見向きもされない草魔法を持って生まれたクロエが、理解者に囲まれながら成長していく物語です。
悲しい別れがあったりもしますが、出会う仲間にも助けられながら2度めの人生を過ごしていきます。マイナーな草魔法をどのように使いこなしていくか、今後の恋愛展開があるのかとても楽しみな作品です。