昭和の短編恋愛漫画を連想させる、ロマンチックなお話。主人公の凡庸さ(失礼)がかえって作品を盛り上げている。つい夜空を見上げたくなるような気持ちが浮かび、今は昼間だと気づき直して自分自身に苦笑してしまった。そんな錯覚を感じさせられるのも悪くない。