第21話

「じゅ、純菜、愁花が学校を早退してきてんてぇ!」


「すぅ~。はぁ~。すぅ~。はぁ~。」


お、起きひん。まあ、そらそうやけど・・


「うぅ、純菜さん。どうしよう?俺どうなっちゃうん?」


ドン・ドン・ドン!


「はやく~開けてよ~」


「お、おお。ちょっとだけ待ってなあ」


とりあえず、俺は、コンドームとティッシュのゴミを急いでゴミ箱に捨てた。


ガチャガチャ


「はい、愁花お帰り~。熱何度あるん?」


「37.3℃あるから帰っても良いって亜子先生が、あ!ママは?」


「あ、ママもな仕事でしんどいからもう寝てるよ。」


「じゃあ、うちも、一緒に寝るぅ」


「あ、あかん。あの、う、うつすと駄目やからな、今日は、特別に居間のソファで動画観ながら寝てもいいよ。あ、そや一緒に○○様の動画配信観ようや!」


「うん。マサルと、いっしょに○○様観るぅ」


はあ、良かった。Vチューバ―に感謝やわあ。


その時は、そう思った・・




「マサルと昨日の夜のつづきしよっと、その為に早退したんやからねっ」


地獄のセクハラが、今始まろうとしている。

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