第22話

「じゃあ、マサル。ここに頭おいて寝てみい。」


「お、おお」


「うち、マサルの上に乗ってもいいやろ」


「あかんよ~」


「いいやろぅ、あかんかったら、また怒るで」


「わ、わかった・・ええよ」


「やったー。」



TVの前、三人掛けのソファア。


ひじ掛けを枕代わりに上向きに横になる俺。


その俺の腰の上にまたがりながら覆いかぶさる愁花。



大好きな父さんにひっつきたくって抱きつく娘。


一見して、仲の良い、あたり前の父娘にも見えるのだが…



僕たち二人には、血縁関係は、無かった。


若作りで腹筋バキバキの30のオッサンに、またがるミニスカ・キャミソールに子どもパンツを履いた小学5年生の早熟美少女。



となりの部屋には、ママが寝ている。


そんな、おあつらえ向きなシチュエーションのなか、ロリコン男? VS おじ専美少女?の攻防が、今始まろうとしている。



「なんなん、マサル。早よぅ、ここ触りぃや。」



今回も、やはり先行は、愁花ちゃんか!

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