2. 体験入部そして入部

高校に入学して数日、今は色々な部活に体験入部してる。どれも楽しそうなんだけどどうしても自分には向いてなくて入る事はしなかった。彩奈は茶道部に体験入部した後正式に入っていた。

私は入った時から気になっていた野球部のマネージャーになろうかなと思い今日体験入部に行く。


「お、体験入部かな?」

「はい。マネージャー志望なのですが大丈夫ですか?」

「勿論。とりあえずマネージャー達がいる部屋に案内するね。」

「ありがとうございます。」


声を掛けてくれたのは練習着を着た男の人。選手かな。

マネージャー志望だと伝えたらマネージャー達が集まってる部屋に案内して下さった。


「入ってもいい?」

「あ、はい。大丈夫です。」


その男の人は部屋の前で声を掛けて中に入った。


「マネージャー志望の子が体験入部来てる。後はよろしくな。」

「吉岡君、ありがとう。後はこっちに任せて。」

「あぁ。じゃあ体験入部だけどしっかり見て行って是非入ってな。」

「ありがとうございます。」


中から優しそうな女の人が出てきて中に入れてくれた。


「3年生の森崎優奈です。マネージャー長してます。」

「1年生の森田優香です。よろしくお願いします。」

「そんなに緊張しないで。今日は体験入部だしどんな事してるか見て行ってよ。」

「はい。」


優しそうなその女の人の名前は森崎優奈さん。大体の1日の流れを教えてくれて今日は森崎さんのお手伝い程度だったけど少し体験が出来た。


「そうだ、森田さんは裁縫とか出来る?」

「趣味でお守りとか作るのが好きなので大丈夫です。」

「お、そしたら心強いな。試合前とかに部員皆の分のお守りとか作らないといけないからね。」

「任せて下さい!」

「お、この調子だと入ってくれるのかな?」

「あ、そのつもりだったのですがダメですか?」

「大歓迎だよ。そしたら後で入部届けを渡すから書いて担任の先生に提出してね。」

「はい。」


1日体験してみてこの部活でマネージャーとして部員を支えたいって思えた。

私の部活は決まり、野球部のマネージャー。大変な事もあるけどしっかり働いてサポート出来たらいいな。

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