エースに恋をしました

夏葵

第1章 入学そして入部

1. 入学式

私の名前は森田優香。今年受験に無事に合格して志望していた市岡高校に入学する事が出来た。

今日は入学式。楽しみにしてた高校生活の始まり。新しい制服を来て家を出て電車に乗り込む。

朝結構早い時間って事もあってほぼ満員電車。毎日こんな生活なのか。でもしょうがないか。だって通勤、通学の人がちょうどいる時間帯だからね。

高校の最寄りの駅に着いて改札口を出た。


「優香!おはよう。」

「ん?彩奈!おはよう。」

「いよいよ高校生だね。またよろしくね。」

「こちらこそ!」


改札口を出た所で声を掛けてきたのは幼馴染で親友の野田彩奈。同じ高校に合格した時は嬉しかったもん。

彩奈と一緒に高校に向かって校門をくぐった。

これから3年間この学校で夢に向かって勉強をするんだ。そう思うとワクワクしてる。

昇降口の所にクラス発表の張り紙がされていた。


「あ、クラスの発表がされてるよ。見に行こう!」

「うん!」


2人で昇降口前に行き張り出されてる紙に目を通した。自分の名前を探してると…。


「優香、うちのクラス分かったよ。2組だった。優香は?」

「まだ見つかってない。…あ、あった。2組だ。一緒だね。」

「本当?良かった!仲いい子がいるだけで一安心。」

「私もだよ!またよろしくね。」

「うん。そしたらクラスに行こう!」

「うん!」


彩奈とクラスが一緒なのは本当に嬉しい。2人でクラスに向かい中に入った。

少し来るのには早かったのかまだそんなに人は来ていない。自分の机を確認して鞄を置き彩奈の所へ。


「入学式ってさ長いよね。」

「確かに。校長先生の話とか。」

「来賓の挨拶とかね。」

「早く終わって欲しいね。」

「だね。」


それから時間になり入学式が行われる体育館へ。約2時間の入学式は無事に終わった。

この高校は色々な部活があるけど何に入ろうかな。

数日間しっかり考えて決めようっと。


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