学園
第14話学園入試
そういえば、10年間でステータスと、スキルが、上がっていた。
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レクスリア・バリステル LV69 男 15歳
種族:ヒューマン
適正魔法:無 火 水 雷 氷 光
体力:S 魔力量:SS
筋力:A 魔力:S
俊敏:S 知力:S
幸運:C
スキル: 完全記憶 学習Ⅴ 身体強化Ⅷ
剣聖Ⅰ 付与Ⅴ 魔法陣作成Ⅲ 直感Ⅵ
魔力操作Ⅸ 短剣術Ⅴ 弓術Ⅳ 火魔法Ⅷ
水魔法Ⅷ 雷魔法Ⅸ 氷魔法Ⅶ 光魔法Ⅵ
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と言うステータスとスキルになった。スキルは、学習が進化して昇華に、剣術が、進化して剣聖になった。マリアが言っていたが、このステータスだと、九聖剣としては、合格になると言っていたが、他に大切なものがあって、経験らしい。ステータスが基準を満たなくても、いろいろなことの、経験があれば合格になるし、ステータスが基準を満たしていても、経験が無ければ、落ちるんだとか。
そんなことを決めるのは、九ヶ国会談の時にやる。っと、そんなこと考えていたら、学園に着いたな。
結構広いな。入試会場が、見当たらん。あそこに、いる人に聞くか。
「すいません。すいませーん。おーい。」
「あっ、私ですか?」
「あなた以外人いませんよ。」
「そう、ですね。それでなんですか?」
「入試会場って、どこにあるんですか?」
「受験者ですか。受付なら、反対側ですよ。」
「そうですか。」
「なんなら、会場まで連れてってあげましょうか?」
「ありがとうございます。」
「ただし、私の話し相手になってくださいね。」
「分かりました。」
「歩きながら、話しましょうか。なんで、受験しようと思ったんですか?」
「それは、知り合い(マリアとメリル)に、入学して、いろいろ学んでこいと、言われたので。」
「そうなんですか。あなたなら、余裕に合格するでしょうけどね。」
「なんでそう思うんですか?」
「否定は、しないんですね。まず、他の受験生なら、緊張してたりして、余裕がないのに、あなたには、緊張が見られませんから。あとは、女の勘ですかね。」
「そうですか。まぁ、Sクラスに入れるかは、わかんないですけどね。」
「そんなこと言ってられるなら、大丈夫ですね。そういえば、名前聞いてなかったですね。私は、アイシャ・シューランと言います。」
「シューランですか。確か、四大公爵の1つで、今は確か、宰相をしてましたよね?」
「そうですね。」
「僕の名前はレクスです。」
「レクス君ですか。レクス君は、なんで態度が、変わらないんですか?」
「今は、学園内にいるので、貴族の権力は届かないし、アイシャ先輩はいちいちそんなことで、怒ったりしないでしょうからね。」
「そうですか。……着きましたね。受験頑張ってくださいね。」
「はい、ではさようなら。」
「さようなら。」
さてと、今は、国語か。正直言って暇だ。50分間あるテストで、10分で終わってしまった。何をしよう。寝るか。早く終わんないかな。
「おい、君大丈夫か。諦めるには、まだ早いぞ。」
クスクス クスクス
寝ていたら、試験官に起こされてこんなことを言われた。そして、他の受験生に笑われた。人と言うのは、寝ている時に、起こされると機嫌が悪くなることが多い。もちろん、俺にもある。10年前のあの日から、負の感情は、表に出ることが多くなった。顔には、出ないけど。
「大丈夫です。もう終わってるんで。そもそも、こんな簡単な問題に、50分もいりません。」
と言いながら、答案を見してやった。そしたら、試験官の顔が、真っ青になって行った。そりゃそうだ。満点を取れるバズがない、と思っていたのに、たった10分ぐらいで取られたのだからね。
「そ、そうか。ななら大丈夫だ。」
そう言って戻って行った。もちろん、そのまま寝た。
次は、算数だった。これは、国語より簡単だった。足し算や引き算しか出てなかったからだ。だから、開始5分で寝た。案の定、女性の試験官が来て、
「君、ちゃんと最後までやりなさい。」
またか、そしてさっきと同じ行動をしたら、口をパクパクして、何も言わず帰っていった。
その後の、歴史と地理でも同じことが起きて、休憩中に、他の受験生から、睨まれたりした。
だが、魔法学のテストだけは、50分ちゃんと起きていた。問題としては、他のどれよりも難しいかった。けど、問題が、違ったものもあった。
問題5、魔法陣を同一の場所に出した場合、何故魔法陣は、発動しないのか答えよ。
答えは、魔力回路が、乱れるから。とかだった気がする。
だけど、これは違う。そもそも、同じ魔法陣なら重複しても、発動する。もちろん、魔法陣に同じ魔力量を、入れて同時に、出した時だけだが。それに、大きな魔法陣に、小さな魔法陣を回路の一部として組み込めば、発動する。と、回答用紙の、裏に書いてあげた。もちろん、魔法陣もだ。
次に、最後の問題で、論文を書く問題があったから、今俺が研究している、反射魔法を書いてあげた。反射魔法は、読んで字のごとく、魔法を反射して、相手に返す魔法だ。理論状は、可能だが魔法の種類によって、魔法陣を書き換えないといけないから、現実的ではない。もちろん、俺は使えないとは、言ってない。マリアなんて、説明しただけで使えるようになってた。
実技に移った。最初は、魔法だ。試験方法は、いたってシンプル。的に、魔法を当てるだけだった。受験生の中には、中級魔法を使ってドヤ顔いていた奴がいたので、オリジナル魔法の黒雷を使って、サンダーランスを、飛ばして的や、そのまわりの地面まで、消し飛ばしてやった。そしたら、受験生だけでなく、試験官まで固まっていた。
次に、剣だがこれもシンプルだった。だった単に、試験官と撃ち合うだけだった。ていうか、2日に分けて欲しかった。朝から夕方まで拘束されていたのだ。これが、終われば早く帰れるので、試験官には、悪いが、一撃で吹き飛ばして、沈めてあげた。その後は、速攻で帰った。
レクスが、帰った学園では、大騒ぎだった。前代未聞の、座学全て満点しかも魔法学に関しては、新発見をして、論文では、常識を覆しかねないことが書いてあった。もちろん、実験をしたが、全て正しかった。そして、その受験生が地面ごと消し飛ばしたり、剣では、試験官を一撃で沈めると言う、ことをしたおかげで、学園長は、頭を抱えることになったのは、言うまでもない。
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