13話:『ゴブリン国』

~道中~



ピーチ:「ねえねえ。なんで緑子さんは仮面を付けているの?」





緑子:「ああ、これかい」

仮面に指を指す。



緑子:「私は自分の顔が嫌いなんだ」

  :「人間と同じ見た目をしているからね」



ピーチ:「ふ~ん」







~ゴブリン国~



ピーチ:「ここが、ゴブリン国、、、」



ここはゴブリン国。

ゴブリン達の首都である。

奥に神殿があり、沢山の神官達がいる。

その頂点が3賢者と呼ばれるゴブリンである。



王様が存在しないこの国は、

3賢者の話し合いで政策が決まる。



神権政治でこの国は統治しており、

ドラゴンを祀っている。



実際にドラゴンは存在し、

近くの大きな山の山頂に住んでいる。



ドラゴンの存在が抑止力になっており、

歴史上人間に攻められたことはない。



神聖しするのはそういう経緯である。





緑子:「ペラペラペラ・・・・・」

簡単にゴブリン国について説明している。



スー:(難しい話は分からないなぁ)

ピーチ:「ドラゴンねー。会ってみたいものだわ」

緑子:「会う予定入れてますよ」



緑子はさらっと言った。

アポはもう取ってるそうだ。



スー:(神様って簡単に会えるんだ、、、)

ピーチ:「へー。楽しみ~」

緑子:「ドラゴン様に認められて、正式なゴブリンとなるのです」





街並みは活気だっており、

人間の城下町を思わせる。

王宮が神殿に変わっただけのような感じだった。













ゴブリンの子供A:「ねえ、お母さんあれって人間じゃないの?」

街を歩いていると、ヒソヒソと同じような声が聞こえてきた。



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