世界は恋に落ちている/HoneyWorks・⾹坂茉⾥

プロローグ

 あざやかな夕暮れにそまる屋上。

 そこで一人、だれかを待っている男子がいた。

 名前は、かなめ

 さくらみさきのクラスメイト。そして、はつこいの人。


 小さなメモを手にまどった顔をしていた要は、ドアの開く音に、ハッとしてり返る。

 けよっていくのは、岬の中学時代からの親友、なつかわつぼみ。

 つぼみは、びっくりしている彼に──くちびるを重ねる。


 岬は屋上に通じるドアのかげで一人、うつむいていることしかできなかった。

 それは、二学期の秋、ちょうど文化祭の日の出来事。


 これは、岬とつぼみ、そして要の──三人の物語。

 始まりは、高校二年の一学期。

 夏休みに入る少し前のことだった。

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