それはまるで雨傘のように 約束はキミと陽だまりの教室で/りぃ

プロローグ

 ねぇ、先生。

 先生はずっと気付いていなかっただろうけどね。

 私にとって先生は、なみだという雨から私を守ってくれるあまがさのような人なんだよ。


 先生がいるだけで、教室がだまりみたいなやさしいあたたかさで包まれるの。

 先生がおうえんしてくれるから、私はいっぱいがんることができたの。

 未来を約束してくれたから、私は新しい自分を発見できたの。


 きっとどんかんな先生のことだから、自分の存在が私をここまで強くさせているなんてわかっていないだろうね。

 いっぱい困らせてごめんなさい。


 でも、先生がずっとそばにいてくれたから、私は今こんなにも幸せなの。

 ずっと笑っていられるの。

 だから、これからも私の大切な場所でいてね。


 先生、大好きだよ。

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