第2章①

 記念すべき入学初日の夕飯のおかずは、美紅の大好きなねぎソースのからあげに、田舎いなかしんせきから送られてきたたけのこを使ったつけだ。

 しよくたくを家族三人で囲み、高校の話に花をかせている。

 会話の中心は母親と美紅で、父親はたまに「うん」「そうか」とあいづちを打つ程度だが。


「ええっ、美術部!?」

 母親が食事の手を止めて目を丸くする。

「うん。入部しようかな、と思って……」

 美紅はからあげにはしをのばしながらずかしさをおさえてこたえる。

「だって、あなた美術なんて得意じゃないでしょ? 中学のときの美術の成績、ずっと3だったじゃないの。なのに、どうして?」

「そ、そうだけど! 今日、体験入部ではじめてちゃんとデッサンしてみて、すごく楽しかったの。だから……」

 言葉をにごして、ごまかすようにからあげを口にほうりこむ。


 まさか「美術部に気になる先輩がいるから」なんて口がけても言えるはずがない。

 それに、デッサンを楽しいと感じたのは本当のことだ。

 そう自分に言い聞かせて、そっと父親の顔色をうかがう。

「まあ、いいんじゃないのか。やりたいことが見つかったのはらしいことだ。それに、好きになることと、得意であるかどうかはまた別の話だ」

「それもそうだけど……」

 まだに落ちない様子の母親を気にかけず、父親は湯のみをテーブルに置いて続ける。

「美紅。やると決めたのなら、ちゆうで投げ出さずになつとくがいくまでやりげなさい。美紅が本気で取り組むことには、父さんも母さんも全力でおうえんするから」

 だん、口数の少ない父親から告げられたげきれいの言葉。

 それは、ほんの少し不純な動機をいだいた美紅の心ににぶひびいた。


(美術を通して自分を変えたい──)


 あのとき感じた気持ちを思い返し、父親の顔をしっかりと見つめ返す。

「お父さん、ありがとう。私、がんばる!」

「うん」

 父親は静かに返事して、筍を口に運んだ。


 ほっと胸をなで下ろし、ふと大事なことを思い出す。

「あっ。それにね、お母さん! 凜も美術部に入部するんだって!」

「あら、凜ちゃんも? それなら安心ねえ。あの子しっかり者だから」

 心配そうにしていた母親の表情は一気に明るくなり、食卓は笑いに包まれた。


■□■


 入学式から数日がち、じよじよに新入生たちの顔色からはきんちようの色が消えていった。

 凜の助けもあってクラスメイトと少しずつ仲良くなり、不安でいっぱいだった美紅の高校生活は順調なすべり出しを見せている。


 木曜日の放課後。クラスメイトに別れを告げて、美紅と凜は美術室に向かった。

 美術部の活動は月曜日と木曜日の週二回。

 二人は入部届を片手に、はじめての部活動にのぞむ。


 あれほど熱心に新入生を勧誘する部活なのだから、きっと練習もしんけんに取り組んでいるにちがいない。

 せつこう像の周りに並べられた何台ものキャンバスと、デッサンをする部員たち、そして厳しい指導教員の姿を想像しながら、美紅はおそるおそる美術室のとびらを開ける。


 そこには想像どおり、キャンバスに向かって絵をく生徒がいた。

 ──が、その人数はたったの一人。

 ほかの生徒は、まんを読んだり、けいたいゲームで遊んだり、だんしようしたり、ひるをしたり……と、好き勝手な活動に取り組んでいる。

 開いた口がふさがらないままその光景をながめながらも、まどぎわでキャンバスに向かっている生徒は悠人だということに気づく。

 びんに生けられた花とキャンバスをこうに見つめながら絵筆を走らせている。

 美紅や凜には気がついていないようだ。


「え……あれ……? ここ、美術部だよね?」

 凜が声に出すと、漫画を読んでいた飯田が二人に気づいて近寄ってくる。

「あれれ? 美紅ちゃんに凜ちゃん! どうしたの?」

「ちょっと飯田先輩、気やすく名前で呼ばないでください!」

 凜が飯田に食ってかかる。

 入学式の日のことをまだ根に持っているようだ。

「あ、あの。私たち美術部に入部したいと思いまして……」

 手に持っていた入部届を見せると、飯田は満面のみをかべる。

「えっ、本当に!? いやーよかった! なかなか新入生が来てくれなくて不安だったんだ」

「かん違いしないでくださいね。私は美紅が飯田せんぱいにひどいことされないようかんするために入部するので」

 両手を広げて喜びを表現する飯田に、凜がくぎす。

「またまたー! 凜ちゃんも体験会のとき楽しそうにデッサンしてたくせに!」

「そ、そんなことないです!」

 二人のやり取りを見守りながら、話題を変えるための質問をする。

「そ、それで、美術部ってどんな活動をしてるんですか? ここにいるのって、部員の方々……ですよね……?」

 美紅はもう一度美術室を見回した。

 想像していた部活動のイメージとはかけはなれていて、悠人以外は遊んでいるだけにしか見えない。

「ああ、いつもこんな感じだよ。コンクールが近くなるとそれぞれ作品制作に取りかかるけどね。描きたいときは描く。それ以外はリラックスして過ごす。それが我が南山高校美術部のモットーさ!」

 飯田は自信満々にこたえたが、美紅と凜にはていの良い言い訳にしか聞こえない。

「まあ、常に真剣に作品制作してるのは、俺と悠人くらいかな」

「いや、さっき漫画読んでましたよね?」

 凜がすかさずツッコミをいれるが、飯田は聞こえないふりをしている。


「おーい、悠人! こっち来いよ!」

 飯田の呼びかけで、悠人はようやく美紅たちの姿に気づき視線を向けた。

 教室内にあふれる春のしによって、悠人のりんかくはぼんやりとかがやいて見える。

 美紅が軽くしやくをしても、それにこたえる素ぶりを見せず、またすぐにキャンバスに向かって筆を動かしはじめた。まるで「じやするな」と言わんばかりに。

「ははは。アイツ、描きはじめるとああなっちゃうんだ。気を悪くしないでね」

「い、いえ、邪魔した私たちが悪いので……」

 飯田は明るくフォローするが、数日前に悠人が見せてくれた笑顔がおくに残っているだけに、美紅は内心落ちこんでいた。


「さてさて。それでは、この入部届は部長である私、飯田陽平が責任を持ってもんに提出しておきますので、お二人はこちらへ」

 飯田はレストランのウェイターのようにていねいな動きで、美紅と凜を空いた席まで案内した。

「どうぞ、ごゆっくり! また後で部員にしようかいするから」

「え? いや、ちょっと待ってください!」

 立ち去ろうとする飯田を、美紅はあわてて呼び止める。

「あ、何か必要だった? 漫画? ゲーム?」

「違います! あの、私、絵が描きたいんです……!」

 その言葉に悠人は筆の動きを止め、美紅を見つめた。

 飯田は言われたことが理解できない様子でしばらくうでを組んで考えこむ。

「なるほど……絵を描きたい……うーん、どうしたものか……」

「あの……美術部ならごく当然の発想だと思うんですけど……」

 あきれ顔でつぶやく凜を気にもとめず、飯田は室内を歩きまわって何かを探している。

「うん、よし、これにしよう!」

 持ってきたものは空になったペットボトルとスケッチブックだった。

 いぶかしげな表情を浮かべる美紅と凜に向かって飯田は話し続ける。

「スケッチブックに、このペットボトルを描いてみて!」

「えーまたデッサン!? 私たちも絵具えのぐ使わせてくださいよー……」

 スケッチブックを手に取り、凜は不満をもらす。

「だめだめ。まずはデッサンに慣れてから! それじゃあ、終わったら教えてね」

 二人にそう告げると、飯田はそそくさと元いた席にもどり、漫画を読みはじめた。


「はあ……しかもモチーフがこんなのって……」

 凜はペットボトルを指でトントンとたたきながらため息をつく。

 その横で、美紅はもくもくとスケッチブックにえんぴつを走らせはじめた。

「美紅はだねー……」

「ううん、そんなんじゃないよ。気づいたんだけど、私、デッサン好きみたい」

 照れくさそうに微笑ほほえむ美紅の顔を見て、凜はうれしそうにシャツのそでをまくり上げた。

「よし! 私もがんばろうっと! 美紅、どっちが上手に描けるか勝負しよ!」

 二人はかたを並べて、ペットボトルのデッサンに取りかかる。


 しばらくして、凜が先にデッサンを終わらせた。

「できた! うん、なかなか良い感じ! 美紅はどう?」

「うん……あと、もうちょい」

 最後の線を描きこんで消しゴムのカスをはらうと、美紅はスケッチブックを目の前にかかげる。

「よし、私も完成!」

「じゃあ、見せ合いっこしよ!」

 二人はスケッチブックをこうかんしておたがいの絵をまじまじと見つめた。

「おー美紅、上手うまいじゃん! かげの入れ方とかリアル!」

「凜のもてき! 線に迷いがないっていうか」

 ほめ合っていると、飯田が「どれどれ」と後ろからのぞいてきた。

「うん、二人とも良く描けてるね!」

「ふふん。素人しろうとにしては上出来でしょ?」

 凜が得意気に胸をはってみせる。

「うーん……でもなあ……」

「あの、何か気になるところありますか? 教えてください」

 美紅は腕を組んでしかめっつらをする飯田に不安な表情で問いかける。

 何か思いついたように手を叩くと、飯田はズボンのポケットからおもむろにスマホを取り出し、凜がデッサンした絵をカメラでさつえいした。

 その様子を、凜は不思議そうに見つめている。

「急に写真なんかって、どうしたんですか? あまりに良い出来だから?」

「ふふーん。まあ、見ててごらん」

 飯田はそう言いながら、慣れた手つきでスマホを操作している。さっき撮った写真を画像加工アプリで編集しているようだ。

 美紅と凜が両側からのぞきこむ。

「いいかい。これが今、凜ちゃんがデッサンした絵を撮影したもの」

 画面にはたしかにペットボトルの絵が映し出されている。

 二人に目配せし、飯田はもったいつけながらスマホを操作する。

「これを……こうやって左右反転すると……」

 画面に表示されたペットボトルの絵は左右が反転され、ちょうど鏡に映った状態になった。

「あ、あれ? 何これ!」

 スマホをうばい取り、凜は顔に近づけてかじりつくように見つめる。

「ゆ、ゆがんでる……」

 凜がデッサンしたペットボトルは一見バランス良く整った形をしているが、反転した画像では、本体はななめにかたむき、キャップの円形もいびつに見える。

「あら不思議。これがデッサンをする上での大きな落とし穴なんだよなー。正確にいているつもりでも、気づかないうちに形が傾いたり歪んだりしていることが多いんだ」

 スマホを受け取り、反転前と反転後の写真をこうに表示させながら飯田は話を続ける。

「そのくるいを一番手っ取り早く調べる方法が、この左右反転なわけ。鏡に映したり、紙を裏からかして見たりしてもいいんだけどね」

「うまく描けたと思ってたのに……この画像は……なんて言うか……全然イケてない……」

 凜はくやしそうにうなだれる。

「まあ、そう落ち込まずに。何にせよ、最初でこれだけ描ければ上出来だよ。慣れていくうちにこの狂いはだんだんなくなっていくから。ようは練習あるのみ!」

 飯田は美紅と凜の肩にポンと手をのせて満面のみをかべた。

「じゃあ、二人は当面このペットボトルのデッサンをやってくれたまえ。スケッチブックが全ページ無くなるまで!」

「ええっ……!?」

 美紅と凜はお互いの顔を見て大きくため息をつく。


 こうして、ひたすらペットボトルの絵を描く日々がはじまった。

 部活の時間だけデッサンをする凜に対し、美紅は部活がない日も自宅で取り組み、着実にページを消化していく。差をつけられた凜はあせってペースを上げ、十日後には二人のスケッチブックは残り数ページになっていた。


 二週間後の月曜日。今日で四回目の部活動だが、美紅と凜は相変わらずペットボトルとにらめっこをしている。

 が傾きはじめるころほかの部員は帰宅し、美術室には二人だけになっていた。


「よし、今日の分は完成! 残り三ページ!」

 凜がうれしそうにスケッチブックにほおずりをする。

「私も! この調子でいけば木曜の部活までには全ページ終わりそうだね」

 美紅は描き終えたばかりのペットボトルの絵をながめた。

 最初の日とくらべると少しだけ上達したように感じられ、達成感でいっぱいになる。

「ねえ、美紅……私、最近夢にペットボトルが出てくるんだけど……」

「わかる……もう一生分ペットボトルと向き合ったよね……」

 二人はこの二週間を思い返して苦笑いをする。


「さて。じゃあ、片づけして帰ろっか」

 凜は立ち上がって美術室を見回した。

「あーあ、今日も散らかってるなあ……」

 室内にはキャンバスや絵具えのぐなどの画材だけでなく、ゲーム機やまんなど部活には関係のないものまであちこちに散らばっている。

 それらを部室まで運んで片づけるのは一年生である美紅と凜の役目だ。

 各部活の部室が入った部室とうとよばれる建物がグラウンドにあり、そこまで荷物を運ばなくてはならないので、一往復するだけでもひと苦労だ。

「でも、なんとか一回でいけそうだね。部室棟に寄ってそのまま帰ろう」

 美紅はそう言いながら片づけをはじめた。


 ふと、悠人のキャンバスがイーゼルに立てかけられたまま置かれていることに気がつく。

 そばにかばんがあるのを見ると、まだ校内にいるようだ。

「悠人せんぱい、まだいるみたいだね。その画材はそのままにしとこうか」

 凜が漫画を拾い集めながら言った。

「そうだね」とこたえ、何となくキャンバスをのぞいてみる。

 悠人は部活の最中、基本的にキャンバスの前から動くことがなく、帰るときに画材はすべて自分で片づけるので、作品をしっかり見たことがない。


(どんな絵を描いてるんだろう?)

 キャンバスの絵を見たしゆんかん、美紅は息をんだ。

 油絵具えのぐえがかれた色とりどりの花。

 ガーベラやカーネーションなど春の花たちが、キャンバスを赤や白、黄、オレンジでいろどっている。

 悠人がそれらをモチーフとして描いていることは美紅も知っていて、びんの花を見るたびに「れいだな」と思っていた。

 だが、悠人の手で描かれた花たちは、綺麗という言葉だけでは語ることができない。

 キャンバスに根をはり、陽の光を浴びて少しずつ生長しているように見えるほど力強く、そしてリアルに生命の存在を感じさせてくれる。


「すごい……」

 美紅は思わずつぶやいていた。

「ちょっと、美紅っ。さぼらないでよ! 早く片づけて帰ろ!」

 凜の呼びかけで自分の手がとまっていたことに気づく。

「あっ、ごめんごめん!」

 二人は急いで片づけ、荷物をかかえて美術室を後にした。


 グラウンドでは野球部と陸上部が練習にはげんでいる。南山高校は運動部の活動が盛んで、とくに野球部はこうえんで常連校になるほどのきようごうだ。

 美紅と凜はじやにならないよう、グラウンドの外周をまわって校舎の反対側にある部室棟を目指す。

 ちゆう、凜が抱えていた荷物を落としてしまった。

「ああ、もう! この漫画全部、飯田先輩が持ちこんだらしいのよね。はあ……ちょっとは野球部のしんけんさを見習ってほしいわ……」

 凜は漫画を拾い集めながらふくれっつらをした。


 部室の中には段ボール箱や画材が山積みにされ、文化祭で使ったと思われる看板や、空きかんをつなげてつくった動物のアートなど、過去の制作物でめつくされている。

 めったに人が立ち入らないこの部屋はほこりにまみれていて、美紅と凜は室内に入るとすぐに窓を開けて空気を入れかえた。

「ああ、もうやだやだ! はやく荷物置いてこんな部屋出よ!」

 せき込みながら凜が言う。

「そうね……肺が悪くなりそう……」


 持っていた画材をたなにしまいながら、美紅は無造作に置かれた大きな段ボール箱を見つけた。

 箱の上面にはフェルトペンで「平成二十二年度 部員作品」と書かれてある。

「これ、去年の先輩たちの作品だね」

 凜がうれしそうに近寄ってきた。

「えっ、うそ! 見てみよ!」

 箱を開けて中から額に入った絵を取り出してみる。全部で二、三十枚ほどあるようだ。

 ていねいに描かれた完成度の高い作品と適当に描かれた作品とではっきりとわかれていて、部員間のモチベーションの差が見てとれる。

「あ、これ飯田先輩だ!」

 一枚の作品を手に取り、凜が声を上げた。キャンバスのすみに走り書きで「Youhei Iida」と書かれている。

 作品名は「愛とにくしみの境界線」となっているが、かんじんの絵はひょろひょろとたよりない黒い線が数本描かれているだけだ。

「げっ……何これ……ようえんの落書きでももうちょっとマシじゃない……?」

 凜は目を細めながら、その前衛的な絵を眺めた。

「ま、まあ、芸術の感性は人それぞれだからね……」

 苦笑いをしながら美紅は段ボール箱の中から次々と絵を取り出し、ようやくお目当ての作品を発見した。

 右下には「Y・Tsukishima」とサインされている。


(あった……悠人先輩のだ──……)


 絵をしんちように取り出してゆかに置いていく。他の部員とくらべるとあつとうてきに数が多い。というより、保管されている作品のうち半分近くが悠人のものだった。

 花や果物、日用品、せつこう像を描いた数々の絵。

 だん見慣れたはずのものが悠人の手にかかると別世界からおとずれた貴重な宝物のように見えてくる。


 ずらっと並べられた悠人の作品の中で、ひとつだけ印象の異なる絵があることに気がつき、美紅はそっと手に取った。

 身の回りのものをモチーフとすることが多い悠人の作品の中で、これだけがゆいいつの風景画だ。

 キャンバスには空と街並みが描かれている。

 時間帯は夜だろうか。暗く静まり返り、夜空には大きな月がかんでいる。

 それは満月でも三日月でもなく、指輪のように輪っかにかがやいていた。

「この月、なんだか変な形だね」

 横から絵をのぞきこんできた凜が不思議そうに話しかける。

 美紅は「そうだね」とだけつぶやいた。


(なぜだろう。この絵を見ていると、胸が苦しくなる──……)


 美紅と凜は取り出した先輩たちの絵を元の場所にもどすと、残りの片づけをすませた。

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