久米さんについて、アニメからゲームを考えてみた
アニメ見返してみて、『恩讐の彼方に』での芥川さんの「書くのが辛い」「売れても嬉しくない」「人気なのが苦痛」と思っている本音。
これ、久米さんが知ったらしんどいなあと思ってしまった……。
久米さんが欲しくて欲しくてたまらなかったものを、芥川さんは投げ出そうとして、実際投げ出してしまった。
イベントで見た久米さんの怒りが、やっと腑に落ちた気がする今日この頃です。
いや、親友があんな遺書的作品を自分に託して自殺したらそりゃあ怒るし哀しいし、色々、色々あるだろうな、というのは理解出来たんですが、ある部分があんまり腑に落ちなくて「何で腑に落ちないのかなー」とずっと思っていたんです。
親友としての「どうして死んだんだ」「哀しい、君が居なくなって悲しい」
これも本当として、怒りの部分は、
「僕が欲しくて欲しくてたまらなかったものを、君が横からかっさらっていったものを、君は僕の目の前で捨てたんだ! 命と一緒に!!」
というのもあったのかな、と。今回の話を見返してみて思ったりしました。
久米さんも人気作家だった。
けれど、あの漱石先生からの手紙。それを読まされたこと。
ほか色々なことが心に澱のように残っていて、それが文アルゲームでは「一緒に居たくない」に繋がったのかも知れないなあ。
文アニの転生した当初、狭間の世界でも、ちょっと最初の会話が刺々しかった気がするのは、その名残なのか。
あの狭間の空間で、どうにかしようとしているあいだに和解したのかな、だからあんな風に素直に「親友として」の言葉を出せるのかな、と今のところ考えているのですが。
しかし、そう考えると、たっちゃんこと寛さんのお二人が、あの3イベントに相当する努力をなさった可能性が高く……。
そんな幕間も見てみたいですね。やはり地獄でしょうか。
もしそうなら、それを乗り越えてやっと転生したと思ったら、このアクタさん問題にぶつかったわけで、あの三人がアクタさんや他の先生達とギスギスしてしまうのも致し方無いのかも知れない……。
本物芥川さんが侵蝕されることになるし、それはもう致し方無い……。
文豪とアルケミストアニメ感想と考察 飛鳥井 作太 @cr_joker
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