トマト
「やばいやばいやばいやばい」
寝坊した。
残る時間はほぼない。
歯磨きして顔洗って着替えて、
ああ資料はどこだ?
頭が回らない。
これは不味いので冷蔵庫を空けるも、
ほとんど空っぽ。
ひとつだけあったトマトを取り、かぶりつく。
「んむむむ」
口からこぼれそうな汁気を、
下あごを突き出して防ぐ。
そういや祖母も父も、
トマト食べる時はこんな顔だったなあ。
って懐かしむ場合じゃない。
急がないと遅刻する!
料理 ネムノキ @nemunoki_writing
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。料理の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます