第55話 快楽の宴 後編 R15 改稿

…数日後。


「…んん」


俺はリナの秘部に指を入れると、中を確認するように動かしていた。

既にそこはほぐれていて、指は二本、三本と簡単に呑み込まれていった。


「…っ!」


指をバラバラに動かし、反応を伺っているとザラザラとしたブツブツが指に触れるのだ。

そこに触れた瞬間、彼女の体がビクンと跳ねるのがわかった。


涙目になりながら歯を食い縛っている。


あの夜から黒髪の少女は、口を開いてくれなくなった。

ただマリオンの命令通り、朝から俺の部屋に来ては、その幼い身体で奉仕をする。

 

しかし、快楽に身を任せる事はなく、その表情はいつも暗いものだ。

俺はそんな彼女を物として扱うようになっていた。


「…リナはどうかしら?」

「見ての通り、つまらないですよ」


だが、散々遊ばれた秘部はよだれを垂らし、俺の指を離すまいと締め付けてくる。

マリオンがクスクスと笑うのが聞こえた。


「…それより」


ここはマリオンの部屋なのだが、メイド達が裸で四つん這いにされているのだ。


「この子達?」

「…ええ」


彼女達の体には無数の鞭の跡がある。


「…アリスちゃんの陰口を言っていたのよ」

「…申し訳ございません」


マリオンの言葉にメイド達は顔を上げるが、そこには冷たい視線しかなかった。


「…どうしようかしら?」


メイド達に聞こえるように呟きながら微笑む。

その言葉に彼女達の顔が青ざめるのがわかった。


主人の気分次第で、どんな仕打ちを受けるかわからない。

それが彼女達を恐怖させているのだ。


「そうね、アリスちゃんを満足させたら許してあげるわ」


すると1人の女がビクッと体を震わせて反応する。

そして、恐る恐るこちらに顔を向けたのだ。


「…おい」

「あら?アリスちゃんも楽しめるじゃない」

「…はぁ」


楽しそうに笑うマリオンを見て溜息を漏らす。

この女にとっては、これも娯楽にすぎないのだろうからタチが悪いのだ。


「さぁ、楽しみなさい」

 

その一言を合図に、女達は俺の服を脱がせるとベッドへと連れて行く。

俺は諦めてされるがままとなる事にした。


「リナは舐めなさい」

「…はい」


黒髪の少女はマリオンの秘部へと顔を押し当てると舌を這わす。

ピチャピチャという音だけが部屋に響く中、俺もまたメイド達の相手を始めた。


三人のメイドが、そそり立つモノへ懸命に舌を這わす。

玉袋を舐め回し、竿を咥え、裏側を舐め上げてきたのだ。


「…じゅぷ……ちゅぱ……んんッ」


小さな口で先端をくわえ込み、チロチロと舌で舐めるように動く。

もう一人は横から竿をしゃぶりながら、舌先で傘を刺激してくる。


他の女達は俺の身体の至る箇所を舐め始めた。

時には乳房を使い、時には指先で刺激を与えるようにして体を弄ぶのだ。


そして、解放されたと思えば上に跨った女がゆっくりと腰を下ろしてきた。


「申し訳ございませんでした」


モノを握ると、勢いよく根元まで挿入してしまう。


「んんっ!あぁっ!」


苦しそうな表情を浮かべながら腰を上下させ始めると、それに合わせて喘ぎ声を出し始める。

俺が何もしなくても、快楽を求めるように腰を振り続けた。


それからしばらくして、一人目が絶頂を迎えると、すぐに交代する。


「…初めてですので…」

「…ああ」


他のメイドが手伝うように、彼女の秘部にモノを近づけると一気に貫いた。


「あ゙ああ゛ああ゛!!」


その瞬間に体を仰け反らせ絶叫するのだが、構わず腰を動かしていく。

結合部からは血が滴り落ちるが、補助する女達にお構いなしに激しく動かされている。


その後も何人も入れ替わり、休む事なく相手をさせられるのだった。

そんな様子を見ていたマリオンは、満足そうに微笑むとリナに話しかける。


「…ふふ、どう?あの子達上手でしょ?」

「…はい」


リナは、マリオンの股間に顔を埋めたまま返事をした。


「…新しいおもちゃを買いに明日、奴隷市場に行きましょうか。あなたも来るのよ」

「あ、あのっ…お願いです!捨てないで下さい!」


暗に売りに行くと言われた黒髪の少女は、初めて大きな声で反応した。

それを楽しそうに見るマリオン。


「どうしようかしら?良い声で鳴いたら、考えてあげるわ」


そう言って俺の方に視線を向ける。


「…あなた達はもう良いわ。仕事に戻りなさい」

「「は、はい」」


俺に跨っていた少女が、秘部から糸を引きながら離れるとベッドから降りた。

メイド達は、服を直しながら部屋を出て行く。

 

扉が閉まる音と同時に、リナがこちらへと視線を向けてきた。

やがて、俺の身体に手を乗せると、自分の秘部にモノをあてがいゆっくりと挿入していく。


「んぁっ!あぁああっ!!」

 

それは苦しそうに顔を歪めながらも、大きな声で鳴いた。

散々おもちゃにした成果か自分から腰を動かす。


「…気持ち良いのかしら?」

「はい、気持ち良いですッ」

 

マリオンの言葉に笑顔で答えると、リナは一心不乱に腰を振っていくのだ。


「あぅ、ああんっ!」


愛液がグチュグチュと音を立てて混ざり合うのがわかる。

それに合わせるように、彼女も快楽に溺れているようだった。


「……」


ただ、その行為に虚しさを感じていたのは、きっと俺だけじゃないはずだ。


それは快楽を求めているというよりかは、自分の役目を果たしているといった様子だったが、俺は中に吐き出す事になるのだった。


「リナも仕事に戻っていいわよ」

「…はい」


彼女は俺に視線を合わす事なく、部屋を後にする。

残されたのは俺だけだったのだが、


「…今からする事は絶対に秘密よ」

「…はい?」


そう言うと、マリオンは来ている服を脱ぎ出し裸になる。


「…何をするつもりですか?」

「ふふっ」


彼女は自分の股に手を伸ばすと、指を這わせた。

そして、引き抜くと指先には透明な液体がついている。


「…興奮しちゃったの」

「…いつもでしょ」


呆れた表情を見せると、ベッドに横たわって股を広げた。


「私の初めてをなんて、お父様にバレたら殺されるじゃ済まないわ」


そう言って、指で秘部をなぞっていくとクパァっと開いて見せたのだ。

そこからはドロッとした白い液が流れ落ちてくる。


そんな様子に思わず息を呑んでしまった。


「…殺されるじゃ済まないのは、私ですか?」

「…当たり前じゃない」


そう答えると妖艶な笑みを浮かべている。


…なるほど。


小さな穴は、純潔を示すように処女膜で閉じていた。

貴族令嬢の…それも侯爵の娘の純潔を散らす機会などないだろう。


しかも、散々俺で遊んだ女を犯せるというなら…。

…ははは。


「…えっ?」


彼女の足を強引に掴むと更に開かせる。


「ちょ、ちょっと!?」


驚いたような声を無視して顔を近付けた。

舌を伸ばし、まずは突起物にあてる事にした。

 

ペロリと舐め上げただけでビクンッと身体が跳ねるのがわかった。

そんな反応に気を良くして、更に執拗に攻め続ける。


「あぅうッ!?やめッ!ひゃうんッ!」


舌で優しく舐め上げるだけでも敏感に反応するので面白い。

彼女の弱点は把握済みなのだ。


舌先を器用に動かしつつ、唾液を使ってジュポジュポといやらしい音を立てるようにして動かすと、それだけで息づかいが激しくなった。


「…強引なアリスちゃんもいいわぁ」


そんな声が聞こえたので顔を上げると、恍惚の表情を浮かべている。

そんな姿に俺の下半身に、熱が集まるのがわかる。


「…はぁはぁ…お願いよアリスちゃん…焦らさないで…」


切なそうな吐息に、ニヤリと笑みを浮かべると再び舌を這わす。

舌を小刻みに動かしながら入り口を舐め回すと、その度に喘ぎ声が漏れた。


「あぁあっ!ダメェえ!!おかしくなるからぁッ!」


ぐったりしている身体を確認して、硬くなったモノを彼女の秘部へと押し当てる。

そこは温かくヌメヌメしていて、心地いい感触だ。


「…はぁはぁ、優し…く…入れて…」

「…ええ」


…嫌だね。


そんな気持ちを込めて、勢いよく突っ込むと絶叫と共に身体を仰け反らせたのだった。


——ブチブチッ!!


「いっぎぃぃい゛ぃい!!!」


狭い膣内へ無理矢理ねじ込む事で、破瓜の血が溢れてくるのが見えた。


「痛゛い!いだぁぁぁい゛ッ!!」


外に声が漏れないよう必死に両手で口を押さえて、声を押し殺す姿に興奮する。

 

パンパンと腰を打ち付けていく内に結合部から血が溢れ出し、ベッドを赤く染めていくのだ。

そんな状況でも身体は正直で俺のモノを締め付けて離さないのである。


「アリスちゃんの馬鹿ぁあ゛ぁああ゛」


だが、何度も中を突きまくってやると徐々に淫らな声色へと変わっていった。


表情も苦悶に満ちたものではなくなり、蕩けたようなものになっている。

次第に快楽に支配され始めたようだ。


「あ゙っ、あぁっ、あうっ」


腰の動きに合わせて声が上がる。


「…んッ!!イクッ!」


その言葉と共に彼女の中がギューッと締め付けられた。

 

「…くっ」

 

同時に果ててしまいそうになるが、何とか堪える。

腰を掴むとさらに強く奥を突いていく事にした。


「まっ待って!まだイったばかりだから!だめぇっ!!」


必死の声を無視してピストン運動を続けていくと、また絶頂に達してしまったようで、ビクビクと身体を震わせるのだった。


「あ゙ああぁぁあ!!」


しかし、それでも俺は動きを緩める事はなく、再度絶頂を迎えるとまた激しく動き出す。

パンパンと肌がぶつかる音が響き渡り、やがて射精を迎えようとした時だった。


「中はダメだからねッ!」

「わかってますよッ」


彼女の中から引き抜くと、その可愛い顔にぶっかけた。

大量の白濁液が顔中に降りかかると、白い肌に卑猥な模様を描く。


「あぁ…」


呆けた表情からは白濁液が糸を引いていた。

彼女はすぐに顔を拭く。


「…強引すぎたけど、気持ちよかったわ」

「…それはどうも」

 

お互いに見つめ合い微笑むと、彼女の唇に吸い寄せられそうになる。


「…キスはダメよ」


そう言って、顔を背けられてしまった。

…マリオンの貞操概念がよくわからない。


そんな事で首を傾げていると、


「…私、優しくしてって言ったわよね?」

「…ええ…」


ジト目で睨むマリオンに対して苦笑いを浮かべてしまう。


その後、必死に謝る事になったのだ。

彼女が許してくれたかは…。



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