第2話 承認欲求が強い自分はあかんの?

 ずっと疑問だった、『小説を書くのが好きで始めたのに、読まれなくて辛くなる』問題。

 

 とある動画を見た時、ああなるほどーって思いました。


 読んで貰えなくて悲しい。

 反応がなくてつらたん。


 これらは、承認欲求からきている渇望。

 自分を、他者に認めて欲しいという気持ちから来ています。


 これが強いと、辛い。


 自分が好きで始めたはずなのに、だんだん反応や評価ばかりに意識が行ってしまう。そしていつの間にか作品が、他者に認められる為の手段になってしまう。


 苦しいですよね。

 私も苦しい。


 私もずっと、そんな承認欲求はあかんもんだと思ってました。


 評価やアクセスを過剰に気にする自分はダメなんだと。

 例え、誰一人読んでくれる人がいなくても、最後まで自分の作品を楽しく書き上げようと。


 承認欲求が強すぎる自分、いややなって。


 でもね。

 動画で言ってました。


 承認欲求は、人間だったら誰しもが持つ普通な欲求なんだと。本能レベル。お腹空いたらご飯食べる、と同じぐらい普通。


 動画の中では、大昔、群で生活してた人間は、その群から外れると生きていけなかった。他人から認められないことは、生死に関わることだったから、認められたいという承認欲求がある、と言ってました。


 正直、ネットで調べてもそういう記述はないのですが(笑)、毎度おなじみwikiさんで調べると、


”「生理的欲求」から「承認の欲求」までの4階層に動機付けられた欲求を「欠乏欲求」 (deficiency needs) とする。生理的欲求を除き、これらの欲求が満たされないとき、人は不安や緊張を感じる。” wikiより


 見て下さい、最後の方。


『これらの欲求が満たされないとき、人は不安や緊張を感じる』


ですよ?


 そうなってるんです、私たち人間の心って!

 もともと、他者に認められないと不安になる、そういう仕組みなんっすよ。


 読まれなくて不安? 

 落ち込む?


 人間としての正しい心の動きです!(キリッ)


 抗うなんて、無理無理。

 あなたや私のメンタルの弱さが、問題ではなかったんですよ。


 匿名のメッセージサービスのマシュマロちゃんが、Twitterで言ってました。


「人間には色んな認知のバグがある」って。


 認知のバグって、大昔の本能的な何かが残ってて(←ざっくり)、そいつが時代が変わって必要なくなったのにも拘らず、張り切って仕事してるようなもんなんですよね。


 だから、承認欲求が強い私のダメぽ……とか思う必要ないんです。


 それ、ふつーなことですから。


 承認欲求でしんどいなって思ったら、


「大昔の人類の本能が、暴れとるんやな」


と、よしよししてあげましょう。


 わたし、あなた、悪くない。


 でもでも……。

 私、そんな本能を超えて承認欲求強すぎ⁉︎ と思われる方もいるかもしれません。


 はああああっっっいっっ‼︎

 私のことですが‼︎


 初めは確かに、小説を書くのが楽しいから始まった。

 でもだんだん、承認欲求が強くなって書くのがしんどくなった。


 承認欲求は人間の本能的な何かかは分かったけど、とにかくしんどい。



 そこにはさらに、人間の欲求以外の問題があると思ってます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る