第8話 好太王碑の変遷

 倭国が、百済、新羅を従えていたと記述している好太王碑について、40年くらい前は、

「日本陸軍の改竄だ。その証拠に、主語など中国語の文法がおかしい。」

との主張が激しくありました。その拓本の変遷を考証して、以前の拓本は日本陸軍の物と異なることを証明した著作も出ました。

 しかし、風向きは、中国に招かれて現物を見た、故松本清張氏が、

「陸軍の拓本通り。」

「中国語の文章として問題ない。」

と言った頃からです。

 その後、中国側から、同様の発言が出てきて、さらに日中合同調査が行われた結果、日本陸軍改竄説はいつの間にか消えてしまいました。あの考証した著作の根拠あるかのように思われた証拠は何だったのでしょうか?また、中国語の専門家の言葉は何だったのでしょうか?

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