第5話 出雲の廃棄された?銅鐸、銅剣?

 出雲の地に、大量の銅鐸、銅剣が埋められていた野が発掘され、その解釈は定説といえるものはないようですが、大和からの侵略により、古い神を埋葬した式の場面を演出する場合が多く、現代の対立、分裂を扇動する言説に寄り添っているようにしか思えないのですが。

 北米先住民には、自分の宝物を相手の目の前で壊すことで、自分の優位を示す慣習がありましたが、それと比較する解釈がどうしてないのだろうか?

 こんな想像はどうして出てこないのだろうか。

 二つの氏族に争いが生じた。互いに、高価な品を持ち出して、相手の目の前で、

「どうだ。俺達はこんな、高価なものを捨てられるんだぞ!」

と所有する銅鐸や銅剣を捨て始めた。収まりはつかず、争いは、激しくなるばかり。親類縁者も加わって拡大すらしている。長老達の説得も、男達もどこか落としどころでと思いつつも、引っ込みがつかない、女達がヒートアップして止められない。その中で、知恵者が、

「これらを売ったヤマトに、中に入ってもらおうじゃないか?」

と提案すると、皆が大賛成。第三者のヤマトなら、仲介にこだわりがない。早速、ヤマトに使者を送り、拝み倒して、了解させる。ヤマトが間に入って、二つの氏族の代表者を前にして、

「まあ、ここは私の顔を立てて。」

と説得して、一転、酒を酌み交わして、3氏族が義兄弟の盟約を交わすと。

 戦争だ、征服だとかではなく、勢力が拡大する場面もあったのではないかと想像することはダメでしょうか。。

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