二番目のお願いごと

 ユキ視点の詩を書いてみました。


 

 出逢ったとき

 あなたは夜闇のようだった


 なにもかもを

 やさしく包みこむ濃紺や漆黒

 昼間の日ざしから守ってくれる

 やわらかな天蓋てんがい


 そばがとっても 心地よくて

 ずっと隣で 笑っていたかった



 また逢えて ほんとうに本当に嬉しいんだ



 同じものを

 見て 聞いて 嗅いで 触って

 お喋りして 笑いあって


 わかるかな? 伝わってるかな?



 今度は 一緒に星を探そうね

 あなたみたいな夜闇の中を


 一番のお願いごとは 神さまに聞いてもらえたから


 ほかのお願いなんて ひとつも思い付かないけれど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る