最近、妹が勉強を教えてくる。

「兄さん、そこ間違っています。それは、この公式からこの公式にあてはめて答えが出ます。」

「ありがとう、凛空の教え方は分かりやすいよ。ただなんで急に勉強なんて、、、」

「特に理由はありません。ただ、兄さんに高得点をとってもらいたくて、、、」

その後も凛空と一緒に勉強をした。


しかし、凛空の勉強はこれだけでななく宿題までついてきた。しかも多い、、、

授業の休憩時間にやっていると、、、

「太郎君なんで、勉強なんてしてるの?」

後ろの席の楓さんが話かけてきた。

「いや、最近妹が勉強しろって言ってきて大変なんだよ」

そう言うと、楓さんが悩んでいた。

「そ、そう。ありがとう。」

「は、はい。」

俺はまた、凛空からの宿題に励んだ。


帰ると妹が少し怖かったのは後の話に。



勉強を凛空に教えてもらってから2ヶ月たった。もうそろそろテスト期間にはいる。

BクラスからAクラスになるには申請書をだし、20位以上になればAクラスの1番下の順位のやつとクラスを交換する。


「兄さん、もし今回テストで20位とれたら、兄さんの好きなものを買ってあげます。」

「いや、さすがに無理だろ。」

凡人が、少し勉強しただけでAクラスに勝てるはずがない。

「兄さんが弱気ならもっともっと勉強する必要がありますね?申請書はもう出してあるし(ボソッ)」

「最後なんて言ったんだ?」

「ひみつです。」

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