自宅警備員 (妹)
「はぁ〜。」
私は大きなため息をついた。
兄さんが学校に行ってしまった。今でもあの日の事を思い出す。
兄さんの事を考えるとムカムカしたりほわほわしたりする。
「どうしよう。私は引きこもりだし、テストの時しか行かないし。兄さんに何かあったらどうしよう、、、」
この時私は気づかなかった。心から黒い物がでていたことを。
私は考えた。兄さんをどう監視すればいいか。まず問題、私が家から出なければならないが、これは兄さんがいれば大丈夫。次の問題は、学校のクラスの問題。私はAクラス、兄さんはBクラスこれをどうにかするしかない。ただ、海鳴高校はテストの点でクラスを変える制度がある。
「これを使ってどうにかAクラスに兄さんを上げて一緒のクラスになればたくさん時間作れから、まず今日から兄さんには沢山勉強して貰ったり、私が沢山勉強を教えてあげないと、、、」
そして兄さんが帰ってきた。背中の方からすこしバラ系の匂いがした。家のシャンプーやリンス、ボディソープにはバラは使われてない。やっぱり兄さんには、早くAクラスいってもらわないと。そして、早くその匂いを落とさないと。私は急いで風呂の準備をした。
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